DC0540 ポーランド 1920年代 トーネットThonet パネルバックチェア
サイズ |
幅 415mm 奥行 470mm 高さ 905mm 座面高 460mm 座面奥行 395mm 座枠高 475mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
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Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
大変美しいアンティーク・トーネットが入荷しました!
今から80年ほど前に作られた、“ミヒャエル・トーネット”直系のトーネット・オーストリア社製、
パネルバックタイプのベントウッドチェアになります。
※こちらの椅子は、5脚在庫を揃えております。
きれいなラインですね・・。
スタンダードモデルよりもちょっと広めの座面が、細身のフレームラインをより一層、
このチェアを繊細なプロポーションに演出しています。
このチェアは、英国アンティークディーラーの書類によると、1920年前後と記載されておりましたが、
トーネット社は第一次大戦が終結した1922年にはムンドス社と合併し、
“トーネット・ムンドス”社と社名変更されておりますので、
1914年の第一次大戦以前に製作されたモデルである可能性もあります。
もしくは、“トーネット・ムンドス”社はその巨大さゆえ、
チェコ、ポーランド、ユーゴスラヴィア、ドイツ、オーストリア、ルーマニア、オランダ、そしてアメリカ、と
世界各地域に支部を設置しておりましたので、
座裏の焼印“THONET AUSTRIA”はその当時の支部名を印字していたものかもしれません。
その場合には“トーネット・ムンドス”社が存在していた1922~39年のモデルということになりますが、
いずれにしても、現在のドイツ、“ゲブルダー・トーネット”社は一旦、
旧“ゲブルダー・トーネット”社と断絶している事実を踏まえますと、
こちらのチェアは、かの曲げ木の発明者“ミヒャエル・トーネット”直系のモデル、といっても良いのではないでしょうか。
う~ん、何か、奥が深くてありがたみのある椅子ですね。
率直にいって、椅子の歴史上、「名作椅子「としてご紹介させていただけるチェアになります。
・・「無銘」ではありませんけど。
注1)商品は商品(A)~(E)がございます。1脚のお求めの場合はお写真でいずれかをお選び下さい。
注2)採寸は商品(A)になります。同じ品番の商品でもサイズには微妙に差のある場合がございます。あらかじめご了承ください。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
当方にて一通りメンテナンスを施しておりますので、
日常使用も充分可能な、グッドです。
こちらの商品は5脚セットで入荷しましたが、
全体的には5脚ともほぼ同等のになります。
5脚とも、脚の裏まで丁寧にクリーニングも行っております。とてもクリーンです。
素材には、当時東欧地区で質が良いと評価の高かった、ヨーロピアンビーチの無垢材が使用されております。
年代なりの色むら等は見られますが、全体的に天然のビーズワックスで磨きあげておりますので、艶もありなかなか良い雰囲気に仕上がっております。
小傷等はアンティークレベルです。商品価値や実用性には影響しない程度のものだと判断しております。
座面は長年の使用でやや図柄が薄くなってきていますが
貴重なオリジナルのエンボスになります。
※座面のエンボスの状態は、色、艶レベルでは多少違いがありますのでお写真を掲載いたしました。
エキストラフォトをご参照ください。
全体的にはお薦めに値するです。
(Restorer/FG)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
永遠のベストセラー、トーネット♯14は最高の名作椅子である一方、それなりに数自体は出回っておりますので、希少性にこだわられる方には、
このチェアはお奨めです。
専門的にチェックいたしますと、こちらのチェアは
トーネット♯54のデザインヴァリエーションのモデルにあたると思われます。
トーネット♯54はそれほど名の知れたモデルではありませんが、
歴史的には大変意味深い椅子です。
余談ですがトーネットの持つ「曲げ木の特許」、は1869年に期限切れとなるや、トーネットの曲げ木椅子に指をくわえてみていた家具メーカーたちはこぞってリプロダクトを始め、ベントウッドチェアは一気に戦国時代を迎えます。
そんな中、当時ベントウッドチェアの大きな消費地であったロシアの主要都市を確実に押さえたかったトーネット社は、より安く、デザイン性、耐久性の高い椅子の開発に余念がありませんでした。
そうして生まれたのが、この♯54だったのです。
専門的な話になりますが、♯14は後ろ脚が2mもの、1本の長い丸棒を利用しつくられているのに対し、
♯54では90cm前後の丸棒2本と約40cm前後の丸棒1本で構成されています。
このことは、短い丸棒で曲げ木のテンションが低減化され、強度が上がったことはもちろん、その構造上、背もたれは飛躍的にそのデザインの自由度が高くなりました。
(実際、♯54のさまざまなデザインバリエーションが存在しています。
こちらのエンボスの入ったパネルバックもそのひとつです。)
そして何よりも材料に「端材」が利用できるという大きなメリットを生み出し、より一層の低コスト化の実現に成功したのです!
一方で、関税がかからないロシアのノヴォラドムスク(現ポーランド)に大規模な工場を建設したことも大きな要因ですが、
そこで生産されたニューモデル♯54、および♯56がロシアでの成功をもたらし、群がる競合各社を引き離し、「世界帝国」トーネット社の一翼を担ったことは紛れもない事実です。
いかがですか・・。
稀代の発明家にして、天才的な企業家だったミヒャエル・トーネット・・。
彼は1871年に没しておりますが、ミヒャエルの意思は彼の息子たち(トーネット兄弟=ゲブルダー・トーネット)にしっかり受け継がれ、彼の企業家としての精神は、このように後年も社風に反映されていたのです。
トーネット兄弟がミヒャエルの意志を受け継ぎ、企業家として成長した、彼らの手腕を印象付ける象徴的な商品のひとつが、
この♯54と呼んでも良いのではないでしょうか?
お部屋の片隅においていただき、そんなはるか遠い過去を想像しながらワイングラスでも傾けてください。
ぜひご検討を!
他にも貴重なベントウッドチェアを取り揃えております。
無銘の椅子商品リスト、無銘の名作椅子!商品リストもぜひチェックしてみてください!
(Sales/AM)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | トーネットThonet パネルバックチェア | |||
品番 |
DC0540
|
管理番号 | Prc19-7_0808 | |
販売価格(税込) | 18,000 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 415mm 奥行 470mm 高さ 905mm 座面高 460mm 座面奥行 395mm 座枠高 475mm サイズは幅415mm×奥行470mm×高さ905mm×座面高460mm 座面奥行395mm×座枠高475mmです。 | |||
送料ランク・重量 | ||||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ |
椅子/Chair
> ダイニングチェア/キッチンチェア
無銘の椅子コレクション/Premium Chair Collection > ベントウッド/トーネット |
商品プロフィール | ||||
原産国 | ポーランド | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | ポーランド | 年代 | 1920年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | オーク | |||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
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