OT0304 イギリス 1900年代 ウィリアム4世William IV スタイル マホガニーファイヤースクリーン
サイズ |
幅 605mm 奥行 20mm 高さ 1090mm ※ 詳しいサイズは、こちら |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
20世紀初頭、エドワーディアンの時代に製作されたイギリスのファイヤースクリーンです。
美しいスタイルです・・。
いや、美しすぎますね。
文字通り、ファイヤースクリーンは暖炉などの飛び火防止に使う「衝立(ついたて)」ですが、
何だかホント、危なっかしいくらいに繊細なデザインです。
そもそも火の粉をシャットアウトするためだけの「機能性家具」だったファイヤースクリーンという衝立、
一方ではその家の最も中心となるお部屋に使われていた家具でしたから、
だんだんと時代を経るにつれて豪華に、そして装飾的になっていった、と聞きます。
古典的な家具が作られていた最後とも言える時代、20世紀初めの“エドワーディアン”の世にあっては、
もはや、ファイヤースクリーンはほとんどお部屋の装飾的に使われていたインテリアだったのでしょう。
限界まで細くシェイプされたマホガニーの躯体は、1世紀の時を経ても一切のゆがみを見せてはおりません。
素晴らしい良材で製作されています。
デザインはかつて栄華を極めた”ウィリアムⅣ世”様式。
二股に弧を描くレッグスタイルが特徴的です。
中央には珍しく素通しのガラスパネルがはめ込まれています。
このパネルには、通常、オーナーが思い思いのタペストリーなどを2枚のガラスに挟み込んで飾るのが
一般的なファイヤースクリーンの有姿ですが、こちらには現在、透明ガラスだけがはめ込まれています。
もともとこのようなデザインで製作されたのか、それとも、いつかお気に入りのパネルが見つかったら、と
考え続けていて、ずっと「白い(=透明の)キャンバス」のままにしておかれたのか・・?
今となっては定かではありませんが、明らかなのは、はめ込まれているガラスは、
映り込みがうねうねする、うねりの入ったアンティークガラスである点。
つまり、近年交換されたわけではなく、
少なくとも半世紀以上はこのような状態だったのでは、と推測されます。
機能的には当然、向こう側の見える透明ガラスであった方が良いわけですし、
2枚のガラスをはさみこもうとするならば、現状、すこし枠の木部に加工が必要になりますので、
もともとこのような状態だった可能性の方が高いですが、それではちょっと夢がありませんね。
あなたなら今まで通り「白いキャンバス」のままにしておきますか?
それとも・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
繊細なデザインが美しいマホガニーフレームのアンティーク・ファイヤースクリーンです。
現代のPL法では絶対に製作の許されない貴重なデザインですから、
この状態を今後も維持していけるようメンテナンスに配慮しました。
額縁などと同様に、ガラスの損傷チェック、ガタつき、フレームの歪み等、しっかりチェックいたしました。
脚周りにガタつきやグラつきもありませんでしたが、かなり限界に近いくらいの細い脚ですので、
破損を補修した箇所が2か所ほど確認されました。
古い補修あとで完全に硬化していますので、ご利用上には問題ありませんが、
これほどの繊細なデザインですので、持ち運び時などにはお取り扱いにはご注意いただきたくお願いいたします。
尚、破損個所はタッチアップ処理で目立たなくなっております。
また下部にはダボ継ぎの接合箇所が折れていました。
このダボは本体のフレームとは別パーツですので、デニムでダボを製作し、
接合部を再生いたしました。
歪みなく締め直しておりますので、設置に関しては、バランス良くしっかりと自立いたします。
ご安心ください。
マホガニーフレームは、色調整の為、薄めのオイルステインでさっと拭き上げ
さらに天然樹脂製のシェラックニスで木肌をコーティングした後、
ビーズワックス(天然蜜蝋)で磨き上げておりますので、より一層、艶には磨きがかかっております。
ガラスはオリジナル品と思われ、うねりの入ったアンティークガラスです。
ガラスは押し縁でフレームに押さえられている構造なので、
タペストリーなどをはさみこむことも不可能ではありません。
ただし、挟み込むものの厚みによっては押し縁に加工が必要になるのと、
重量が大きく変わると自立のバランスが悪くなる可能性があります。
現状のガラスに、何かを貼る(描く?)程度にしておいた方が良さそうに思われます。
その他、脚の裏まで丁寧にクリーニングをおこなっておりますので非常に清潔な状態です。
そのままお使いになれるようクリーンな状態を心がけております。
全体に素晴らしいコレクションアイテムです。
レストアラーが自信をもってお勧めいたします。
(Restorer/OT)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
暖炉の火の粉をさえぎったり、役目が終わった季節に、
目隠しをするために造られたのがファイヤースクリーンです。
一家の顔になるお部屋のインテリアとして使われていたものですから、
クオリティの高さは折り紙つき。
アンティークコレクターの収集品として、探されている方も多いアイテムです。
コンディションも非常に良く、アンティーク品としては実用コンディションの中に入るものですが、
なかなか現代の日本で暖炉のあるお宅は少ないでしょうから、
やはり観賞用のインテリアでしょうか。(笑)
インテリアのマルチアイテムとして、アイデア次第で面白いコーディネートが楽しめそうですね!
素材の質、デザインのバランス、仕上げの技術等、
3拍子そろった良いお品だと評価しております。
ぜひご検討ください!
(Sales/TJ)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | ウィリアム4世William IV スタイル マホガニーファイヤースクリーン | |||
品番 |
OT0304
|
管理番号 | LC15-2_0525 | |
販売価格(税込) | 49,350 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ |
幅 605mm 奥行 20mm 高さ 1090mm ※脚部の奥行きは300mmです。 ※ガラス部分のサイズは幅565mm×高さ565mmです。 | |||
送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 家具/Furniture > その他の家具 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | ステイン&シェラックニス仕上げ | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ウォルナット | |||
主要素材の材質 | 無垢材 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | ダーク系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | ガラス | |||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | あり | |||
交換・改造 | 年代なり | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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