AC0334 イギリス 1900年代 オールドペイントバスケットチェア
サイズ | 幅 520mm 奥行 500mm 高さ 700mm 座面高 365mm 肘掛高 600mm 座面奥行 410mm 座枠高 365mm |
アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。
Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)
今から100年以上前のイギリスで製作された籐張りバスケットチェアです。
イギリスのウィリアム・ラスティーアンドサンズW.Lusty & Sons社が、
マーシャル・B・ロイドの技術を使った有名な“ロイドルームチェア”を世の中に供給しはじめたのが1922年。
それ以降、ロイドルームの成功を見た各社から、
多くの”ロイドルーム”スタイルの”ウィッカー”チェア(編み込み椅子)が生み出されることになります。
こちらもそんなロイドルームスタイルのウィッカーチェアかと思いきや、さにあらず、
ロイドルーム以前に作られたものであるということ。
ロイドルーム以前にロイドルームタイプの椅子が存在していた、とはどういう事?
実は、19世紀末から20世紀初めにかけて、ヨーロッパでは“シノワズリー(中国趣味)”を背景に、
オリエンタルなバンブー(竹)ファニチャーが流行していたのです。
かのトーネット社でもバンブーの曲げ木椅子シリーズが発売されていたりして、
籐編みなどの家具は当時のトレンド商品だったということでしょう。
そもそも、ロイドルームのエレガントなタブチェアスタイルは、
19世紀のヴィクトリアンの時代から存在していた古典的なものでした。
ロイドルーム自体がその古典様式の流れから生まれたデザインなのですから。
このウィッカーチェアもそうした古典様式デザインから生まれたお品です。
決してロイドルームチェアに似せた椅子、なんて言わないでくださいね。
現代の全ての籐編み家具のルーツとも言える時代に作られたのがこちらのアンティーク。
これもまた、一つの「歴史の一里塚」という事が言えそうです・・。
(Buyer/YM)
Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)
100年以上経過しているアンティークバスケットチェアです。
特に目立ったダメージのない状態で入荷しました。
シート素材はケイン(籐)だと思われます。
ペイントされてしまっているのでわかりにくいのですが、脚をつなぐストレッチャーなどの構造材には
柳の枝と思われる材料も使用されていて、当時のスタンダードな”ウィッカーチェア”の素材構成と思われます。
実用家具として使われていた籐家具が、ここまで目立つダメージもなく残っているのは一種の奇跡ですね。
とても縁起の良いアンティークと言えるかもしれません。
具体的にチェックしてみても、がたつきぐらつきなどの接合部は特に問題はありませんでした。
重量は片手で持てるくらい軽いので、ぱっと気軽に好きなところへ移動させてお使いいただけます。
屋内でも良いですが、ガーデンチェアの用途にピッタリですね。
座ると、ぎしっとする感覚は年代なりのものでもあるかもしれませんが、
これはウィッカーチェア本来のものです。
大人が腰掛けてもしっかりと受け止めてくれるだけの強度はあります。
塗装面では、何度も白ペイントが重ねられてきたようで、かなり厚い塗膜が全体を覆っている状態でした。
おそらくこの厚いペンキ層が素材のダメージを長い間防いでくれていたように思われます。
年代なりに塗装の部分的なはがれなどはありますが、大きなダメージはありませんでしたので
この歴代の塗装は生かして仕上げをしようと思います。
さて具体的な作業ですが、特に修復作業を要する点はありませんでしたので、
各部の点検と塗装のタッチアップ処理、そしてかなりの重労働になると思われるクリーニングを行っていきます。
まずはクリーニングから。
色ペンキの表面に付着している薄汚れをハーブ系のオイルを使用して落としていきます。
座の裏までしっかりと、塗装面をはがしてしまわないように丁寧に行います。
その後、塗装のはがれている部分をタッチアップ。
ちょっと日焼けした白に合わせるように、塗料も調色し、元色と合わせながらタッチアップしていきます。
落としきれない汚れなどは残っておりますが、細かいところまでクリーニングを施してありますので、
クリーンな印象を持っていただけると思います。
担当職人より自信を持ってお勧めいたします。
(Restorer/YM)
Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)
現代のアジアン家具のルーツともいえる”ウィッカー”チェア(編み込み椅子)です。
軽く、弾力があり、どこか懐かしさのある籐編み椅子と、東洋趣味的なインテリア・・。
当時の貴族階級のトレンドだったようです。
編み込み椅子独特の、ギシッと柔らかい座り心地も、当時のヨーロッパの貴族階級の人たちは知っていたんですね。
何だか、感激・・。
作られた当時は最先端のデザインだった事でしょうが、
現代では“オリエンタル・スタイル”って呼んだ方がよさそうですね。
この椅子は19世紀末から20世紀初めごろに作られたもののようですが、
実際、この種のウィッカーチェアが世界的に普及したのは、
“ロイドルームチェア”誕生と時を同じくする、1930年から40年代にかけての時代。
でも、バンブーチェアが最初にポピュラーになったのは“リージェンシー”の19世紀前半だったようですから、
こちらのチェアは第一次流行期から第二次流行期の間の過渡期に作られたもの、という事ですね。
骨董としても歴史的な意義のあるお品です。
1世紀以上は経過している本物のアンティークですが、
まだまだこれからも充分にご使用いただける状態にあります。
もちろん日常的にもお使いいただけます。
ロイドルームチェアよりもちょっと小ぶりに見えますが、座るエリアはロイドルームとほぼ同じくらいの大きさ。
女性的なチェアですが、平均的な成人男性でも問題なくお使いいただけます。
アンティークチェアファンの方、めずらしいものに目のない方、
ぜひこの機会をお見逃しなく!
お値打ち品です!
(Sales/YM)
※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。
商品基本情報 | ||||
品名 | オールドペイントバスケットチェア | |||
品番 |
AC0334
|
管理番号 | Lc20-1_0913 | |
販売価格(税込) | 21,600 円 | 在庫数 | 0 | |
サイズ | 幅 520mm 奥行 500mm 高さ 700mm 座面高 365mm 肘掛高 600mm 座面奥行 410mm 座枠高 365mm | |||
送料ランク・重量 |
Bランク 送料目安:4,400円~7,040円
(沖縄 10,010円)
らくらく家財宅急便による配送になります。 ※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。 | |||
商品分類 | クラス | |||
デザイン | ||||
ユース | ||||
ランク | ||||
カテゴリ | 椅子/Chair > ラウンジチェア/ロッキングチェア |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | ||||
主要素材の等級 | ||||
商品の無垢率 | ||||
カラー | ||||
塗装・仕上げ | クリーニング仕上 | |||
その他素材 | ||||
その他の素材のカラー | ||||
メンテナンス状況 | ||||
コンディション | 傷の程度 | |||
目立つ傷 | ||||
交換・改造 | ||||
実用性 |
商品プロフィール | ||||
原産国 | イギリス | 年代 | 1900年代 | |
メーカー | デザイナー | |||
主要素材 | ||||
主要素材の材質 | その他 | |||
主要素材の等級 | 1級 | |||
商品の無垢率 | 90%以上 | |||
カラー | 彩色系 | |||
塗装・仕上げ | ||||
その他素材 | 木 | |||
その他の素材のカラー | 白系 | |||
メンテナンス状況 | フルメンテナンス | |||
コンディション | 傷の程度 | 年代なり | ||
目立つ傷 | 年代なり | |||
交換・改造 | 少ない | |||
実用性 | 年代なり |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 |
商品評価 | ||
デニムの総合評価 | A |
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