A mythical design of two dancers / plaque picture


素敵な額装に収められた珍しい壁飾り/プラークです。
20世紀中盤に製作された、フランス製と思われるマーブルレリーフ(大理石彫刻)になります。

花綱で飾られたギルトウッドゲッソのオールドフレンチ、ルイ16世Louis XV調フレームに
有名な天然白鉱石、”イタリアン・アラバスターItalian alabaster”のレリーフ。

・・アンティークファンの方には、もう、たまりませんね。

見ていて楽しい、持っているだけでもうれしい、
デニムが一瞬で悩殺されてしまったアンティークコレクションです。

こちらは19世紀末ごろの作品、という以上に、制作者などの作品情報はありませんでしたが、
前所有者からの商品情報としては、およそ20世紀半ば、
商業的に製作された19世紀のリプロダクション(復刻品)ではないかということでした。

オリジナル作品は、デニムでも数点ご紹介させていただいておりますが、
1850年代から1900年代にかけて、パリやローマを中心に流行したマーブルプラーク(大理石壁飾り)。

アンティークコレクターの間では良く知られた人気の高級骨董です。

そのマーブルプラークは、あたかもイタリアの工芸品、
”ストーン・カメオ”のようなハイレリーフ(深彫り)が特徴の大理石彫刻で、
イタリア・ローマ、フランス・パリなど、大都市を中心に、当時の富裕層のインテリアとして流行していたお品です。

作品の発行(販売)は主に美術館により行われていて、ほとんどの作品には、背面に美術館が認定したことを証明する
メダリオン、あるいはコインなどが埋め込まれて、その真正を証明していました。

今ではそのコインだけでも、価値あるアンティークアイテムとして流通していたりもします。

そんな19世紀のマーブルプラークを、20世紀風にアレンジして復刻したのがこちらの作品ではないか、ということです。

入手元は、一般のアメリカ人コレクター。
デニムが直接入手いたしました。

コレクターによれば、フランスで購入したものということ。

作者のサインや製作年の刻印などは確認できませんし、時代的にもおそらく芸術作品というよりも
商業的なインテリアとして作られたものであろう、ということでした。

デニムの見立てでも、額装の年季、大理石の質感などから、20世紀半ばごろのフランス製と判断して、
ほぼ間違いないものと思っております。

背面には当時ものを彷彿させるメダリオンが埋め込まれていて、
かつてのマーブルプラークを正統に復刻したものであることを主張しているようです。

作品の品質についても、19世紀もののマーブルレリーフに比べて、劣っている点は全く見当たりません。
神話のワンシーンを描いたかのような、男女の踊り子の柔らかな躍動感は、本当に見事なものです。

唯一、額装のデザインに20世紀風なモダンテイストを感じますが、
骨董美術品として、19世紀ものと並べても全く見劣りするものではないと思います。

逆に、目に慣れた19世紀ものとはちょっと違った印象が、ワンランク上のクオリティとさえ感じさせます。

19世紀ものでさえ、それほど多くマーケットに出回っているわけではないのに、探しているコレクターは多く、
すぐに売り切れてしまう人気のアンティークアイテム。

20世紀ものともなると、デニムでもその存在すら知らなかった、かなり珍しいものです。
もしかすると、将来、19世紀もの以上に価値あるコレクションになる可能性も秘めています。

まあ、商業的なお話はともかく、室内装飾としては、とてもとても素敵なアイテムと思います。

アンティーク上級者の方でもご存知ない方も多いと思われるお品ですので、
今後、間違いなく価値は上がっていくアンティークアイテム、と思っております。

ぜひ今のうちに、ご検討いただいた方が・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 97,200 円
参考市場価格: 94,500 円
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