スーパークオリティ アーリーヴィクトリアン ローズウッド ダムウェイター


貴重な19世紀アンティーク、”アーリー・ヴィクトリアン”の3段シェルフが入荷しました! 

今から170年ほど前、イギリス1850年ごろに製作された、「家具の宝石」ローズウッド総無垢製フードラックです。
それもコレクションアイテムとして名高い、”ダム・ウェイター”と呼ばれる、希少な高級アンティークになります。

”ダム・ウェイターDumbwaiter(寡黙なウェイター)”は、18世紀ジョージアンの時代に流行した、
主に“トリポッド(三脚台)”タイプの2〜3段棚式テーブルの俗称です。

ティータイムやホームパーティで、人間の給仕(ウエイター)の代わりに、
デザートやティーセットを乗せてサーブしてくれる、それが名前の由来ということです。
イギリスらしいウィットが感じられるエピソードですよね!

こちらのように、”バッフェbuffet ”のようなシェルフ式だったりするものも、
食事のサービング機能を持っているアイテムであれば、その用途からダム・ウエイターと呼んでいるということです。

ダム・ウエイターは、本国でもなかなか見つけにくくなった、貴重なアンティークアイテムの一つ。
デザインが良く、良質な素材のものは、小ぶりなテーブルタイプでも3,000ポンド以上の値が付くこともあります!
※現在1£=約150円

現状こちらは移動をさせない据え置き型になっていますが、
もともとは脚裏にキャスターなどをつけることを想定しているようにも見えます。
それで移動式のサービング・ラックとして、ダム・ウエイターと呼ばれていたのかもしれませんね。

このように、ダム・ウエイターは、現代的に言えば業務用の家具にあたりますので、
家庭用に給仕などの使用人がいなくなってしまった現代では見かけることの少ない家具になってしまいました。
それゆえ、かなり探されているコレクターも多いコレクションアイテムとなっています。

しかも、こちらは稀代の銘木”ローズウッド”、それも総無垢製という超・貴重な品。

ただでさえコレクター垂涎のダム・ウエイターで、人気のローズウッド家具ともなれば、
普通に考えても、かなりの値の付く高級骨董でしょう。

デニムでも決してお安くはない値がついてはいますが、一般的な相場から考えれば、
この希少性&素材品質でこの価格は、かなりのお値打ち品といって良いと思います。

さらにヴィクトリアン初期、アーリーヴィクトリアン製。

そんなお品がこの値段?・・と疑われる向きもあるかもしれませんが、
こちらは正真正銘、英国家具が頂点を極めた、19世紀中盤の初期のヴィクトリアン家具です。
ぜひ、デニムをご信頼ください!

アーリーヴィクトリアン期の家具は、英国家具史上、ハンドメイド家具の品質が最も極められた時代。

そのひと時代前、「英国家具の黄金期」といわれたジョージアンの時代は、
最もイギリスの家具産業が発展した時代ではありましたが、その品質レベルがピークに達したのは
ヴィクトリアンの時代に入ってからでした。

こちらのような”ダム・ウェイター”など、様々な機能家具が考案されたのは主にジョージアンの時代でしたが、
そうした家具が熟成されていくには、実際には多少の時間が必要だったのです。

つまり、現在の「全世界の家具のルーツ」をジョージアンの時代とするならば、
「全世界の家具のマザーモデル」はアーリーヴィクトリアンの家具、ということになるでしょう。

その後、英国家具のデザイン、工法、そして生産技術は、ヨーロッパやアメリカに渡り、
時空を超えて全世界に伝播しました。

そしていまや、現代家具はそれぞれの国の風土に馴染みながらも、
ほぼ全世界共通のデザインに集約されています。

例えば、バイキングなどに使用される”バッフェbuffet ”と呼ばれるフードラック。
そうした家具も、ルーツをたどればこちらのダム・ウェイターに行き着くかもしれませんね。

身近な生活家具の多くが18世紀の英国家具にルーツを持ち、そのリアルタイムな時代に作られていた家具が、
今、実際目の前にある・・何だかちょっと感慨深いものがありますね。

話が横道にそれましたが、こちらはそんなアーリーヴィクトリアン期の家具。

ボウフロント(弓形の前面)に、どっしりとした裾広がりのターニングレッグを持つ、
スタンダードな真正ヴィクトリアン・フォルム。

3つの棚それぞれにはトレリス(格子)状の天飾りだけがシンプルに装飾され、
広いつややかな棚板面には、ローズウッド独特の「縞杢」が美しいナチュラルアートとして映えています。

更にこの3枚の天板のパテナ(色艶)は・・さすが、アンティークローズウッド、
木肌のきめが細やかで、「銘木」クラスだけにしか見ることのできない美しさです。

いや、これほど大きなローズウッドの無垢板など、
材木屋さんですら、そうそう見たことはない、と思いますけど・・。

さすがに2世紀近くを耐え抜いてきた実用的なテーブルラックですから、
耐久強度は当時そのまま、というわけにはいきませんが、まだまだあと100年は現役で健在でしょう。

間違いなく、後世に引き継いで行くべき「生活文化遺産」です。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 237,600 円
参考市場価格: 231,000 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


[9]かごを見る
[0]TOPページへ

LOCKON CO.,LTD.