ナンシースタイル アートガラス アールヌーヴォーテーブルランプ


フランス・アールヌーヴォースタイルのアートガラスランプになります。

※こちらは照明器具一式つきの商品です。
※サンプルとして電球をお付けいたします。


・・こちらは、きわめて「お宝」の可能性が高いアンティークです。
ぜひ、アンティークガラスのコレクターの方、ご判断をよろしくお願いいたします。

デニムでは、陶器やガラスに関しては専門ではないので、
あくまでインテリアとしてのデザイン性を価値基準に仕入れをしておりますが、
こちらのランプに関しては、はじめてみた瞬間から、作品自体の価値にピンとくるものがありました。

19世紀末期、アールヌーヴォーデザインが時代のトレンドとして華やかなりしころ。

フランス・ナンシーの地には新しいデザインと革新的な技術がもたらされていました。
そう、後年”ナンシー派”と呼ばれることになった、芸術グループの活動です。

アールヌーヴォーデザインとして中心的存在だった、そのナンシー派の中でも、
とりわけ大きな成功を収めたのが、ガラス工芸、陶器、木工家具のデザイナーとして有名な、
シャルル・マルタン・エミール・ガレCharles Martin mile Gall 18461904)でした。

アール・ヌーヴォー全盛の時代には、このガレを筆頭に、ガラス工芸のドーム兄弟、
高級家具師のルイ・マジョレルLouis Majorelle(1859-1926)、
画家のヴィクトール・プルーヴェVictor Prouv(1858-1943)らがナンシー派のメンバーとして名を連ね、
ナンシー発の装飾芸術の振興に尽くしていました。

シェードはキュートな小さなボールのようなフォルムで、
イエローにブルーとオレンジを散りばめたようなガラス。
とても凝ったアートガラスです。

このガラスの彩色法については現地情報にもありませんでしたが、
ガラス素地にカラーを溶け込ませ、さらに何らかの顔料を
ガラスの裏面に焼き付けているかように思われます。

ガレの作品のように単にガラス素地に顔料を溶かし込んで終わり、というわけではなく、
かといって被せガラスのように文様を被せているわけでもなさそう。

どちらかといえばドームの作品のように、
カラーを熱で素地になじませるヴィトリフィカシオンの系統の技法のように思われます。

・・「モノづくり日本」に住む私たちにも共感できる部分の多い、西欧のガラス職人たちの人生。

その歴史をご理解いただいた上で、一生もののアールヌーヴォーランプをお探しのアンティークファンの方。
こちらのランプを受け継いでいただけることをお待ちしております・・。

(Buyer/AY)



価格(税込): 54,000 円
参考市場価格: 52,500 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


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