Portrait of a English Foxhound / Oil Painting

デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。
とっても「良い顔」をしているフォックスハウンド。
19世紀後半のヴィクトリアンフレームに収められた犬のポートレイトです。
英国のディーラー情報によれば、おそらく1870年ごろ、
ヴィクトリアン末期のイギリスで描かれた作品ということです。
作者は不詳。
ただどう見ても絵が趣味の素人が暇に任せて描いたスケッチのようには見えませんね。
当時のイギリス人職業画家が、自身のパトロン、あるいはクライアントに
愛玩犬のポートレイトを依頼され、有償で請け負って描いた作品、
・・そんなところではないかと思います。
今でこそ、イングリッシュ・フォックスハウンドといえば世界的に人気のメジャーな犬種ですが、
19世紀当時はまだまだ英国貴族が「キツネ狩り」のために作り出した特殊な猟犬。
この当時にこの大型犬を飼うことができたのは、かなりの上流階級だったはずです。
まあ、そんなお金持ち自身が趣味でペットをスケッチした、という可能性もありますが、
もともとヨーロッパでは動物画は富裕層に人気の高いジャンル。
当時の貴族お抱え職業画家が、画家自身の習作を兼ねて手掛けた、と考えた方が自然でしょう。
どちらにしても富裕層の所有品であったことはディーラー情報筋からも間違いないところかと思います。
こちらの入手経路は、イギリス東部ノーフォークのアンティーク絵画ディーラーよりデニムが直接入手しました。
作家オリジナルペイントのまぎれもない本物です。
ディーラー情報によれば、出所はイギリス人のプライベートコレクションだったとのこと。
前所有者は、イングランド東部ノリッチNorwich近くに建つ、
古いヴィクトリアン調の大きなタウンハウスに住む人物だった、という情報です。
その前所有者が、この犬の飼い主の子孫だったかどうかはわかりませんが、
150年近くも経過している古い絵画ですので、その間に絵画オークションなどで前所有者のもとに来た、
という経緯があったとしても不思議ではないですね。
近年人気上昇中の動物画ということもあり、古い動物の油絵を探していた筆者が、
ふと目を止めたのがこの愛らしい犬の絵でした。
当時では珍しかったことでしょう、犬の表情を描くという、独自の世界観によるアートワーク、
そして、長く大切に維持されてきたことがうかがわれるような、
グッドコンディションのヴィクトリアン・ゴールドゲッソのオリジナル・ウッドフレーム・・。
素敵で素晴らしいコレクターズアイテムです。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありませんね・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
75,600
円
参考市場価格:
72,164
円
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