Miniture Portrait of a Fox Terrier / Oil Painting


デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のミニチュアオイルペインティング(油絵)です。

とっても愛らしい表情のフォックステリア。
正確にはスムース・フォックス・テリアSmooth Fox Terrierなのでしょう、
エドワーディアンフレームに収められた猟犬のポートレイトです。

英国のディーラー情報によれば、おそらく19世紀末から20世紀初頭、
ヴィクトリアンからエドワーディアンの時代のイギリスで描かれた作品ということです。

作品にはサインらしきものが確認できず、作者は不詳。
ただどう見ても絵が趣味の素人が暇に任せて描いたスケッチのようには見えませんね。

当時のイギリス人職業画家が、自身のパトロン、あるいはクライアントに
愛玩犬のポートレイトを依頼され、有償で請け負って描いた作品、
・・そんなところではないかと思います。

今でこそ、スムース・フォックス・テリアといえば世界的に人気のメジャーな犬種ですが、
19世紀当時はまだまだ英国貴族が「キツネ狩り」のための特殊な猟犬。

この当時にこの大型犬を飼うことができたのは、かなりの上流階級だったはずでしょう。

まあ、そんなお金持ち自身が趣味でペットをスケッチした、という可能性もありますが、
もともとヨーロッパでは動物画は富裕層に人気の高いジャンルです。

当時の貴族お抱え職業画家が自身の習作を兼ねて手掛けた、と考えた方が自然でしょう。
どちらにしても富裕層の所有品であったことはディーラー情報筋からも間違いないところかと思います。

こちらの入手経路は、イギリス東部ノーフォークのアンティーク絵画ディーラーより入手しました。
作家オリジナルペイントのまぎれもない本物です。

ディーラー情報によれば、出所はイギリス人のプライベートコレクションだったとのこと。

前所有者は、同じくイングランド東部サフォークSuffolkのイプスウィッチIpswich近くに建つ、
古いヴィクトリアン調の大きなタウンハウスに住む人物だった、という情報です。

ディーラー情報では「PA0200 Miniture Portrait of a Foxhound / Oil Painting」と同じ所有者だったそうです。

その前所有者が、この犬の飼い主の子孫だったかどうかはわかりませんが、
100年以上も経過している古い絵画ですので、その間に絵画オークションなどを経て前所有者のもとに来た、
という経緯があったとしても不思議ではないですね。

であれば、純粋に芸術作品として市場で評価されてきた、ということになります。

近年のトレンドということもあり、古い動物の油絵を探していた筆者が、
ふと目を止めたのがこの愛らしい犬の絵でした。

当時では珍しかったことでしょう、犬の表情を描くという、独自の世界観によるアートワーク、
そして、長く大切に維持されてきたことがうかがわれるような、
グッドコンディションのエドワーディアンメイドのオリジナル・フレーム・・。

ドーム型のガラスで覆われた作品はあたかもペンダントトップかブローチのようです。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありませんね・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 37,400 円
参考市場価格: 35,700 円
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