スーパークオリティソリッドオーク Sシェイプローラーシャッター スモール ダービーDerbyデスク

今から1世紀以上前、19世紀末から20世紀はじめごろに作られた、当時の最高級デスクの代名詞、
アメリカ・マサチューセッツ州“ダービーデスクDerby Desk”社製のロールトップデスクです。
すばらしい風格、そして「本物」だけが放つ“オーラ”・・。
見る人が見ればきっとお分かりいただける、とても良質なオーク無垢の家具です。
見えない構造材にまで無垢材を使用しながらも、100年もの間、
目立った狂いを見せていない、非常に製作精度の高いつくり、
日本的に言うと「框組(かまちぐみ)」という”フィールデッドパネル”構造で、
「鏡板(かがみいた」)にとてもきれいな虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目)の無垢板をあしらう素材品質・・。
本当に非の打ちどころのない、超一級の高級家具と思います。
こちらのデスクはアンティーク・マーケットでも大変人気の高い、
巻き上げ式の”S”シェイプローラーシャッターが装備された“ロールトップ”と呼ばれるデスクになります。
しかも、アンティークに詳しい方ならきっとご存知の、超・有名ブランド品!
アメリカ製“ダービーデスクDerby Desk”になります。
ダービーデスク社といえば、1872年、”ジョージ・ダービーGeorge H. Derby” がボストンに設立した会社。
正確には、その後、1882年には同じマサチューセッツ州のサマービルSomervilleに会社を移転し、
そこで初めて、ダービーデスク社the Derby Desk Co.としてスタートしています。
それ以降、ダービーデスク社は順調に成長を続け、オフィス家具専業メーカーとしては当時、
世界最大の規模を誇るまでになっていたそうです。
そして、1895年〜1905年のころに最盛期を迎えるダービーデスク社。
何でも、中央銀行や公共施設をはじめ、アメリカの主だった商業施設や会社にはほとんど納入済みだったとのこと、
ダービーデスクはアメリカになくてはならないブランドだったんでしょう、ね。
実際、200万ものデスクを製造、販売したという、ものすごい実績を持っているくらいですから。
多くの人々に支持された品質の確かさが伺えます・・。
こちらのデスクも、おそらくそのダービーデスク社の最盛期に作られたモデルと思います。
同社のフラッグシップだった「両袖」タイプのラージサイズを「片袖」式の小ぶりなサイズにアレンジしていますので、
ちょうどオフィス需要が多様化してきたころに開発されたスモールデスクでしょう。
ただ、金具には”BOSTON”の表記も見えますので、もしかするとダービーデスク社the Derby Desk Co.になる以前のもの?
ディーラー情報よりも古いものである可能性はあります。
しかしながら、スモールサイズでも「廉価版」などではないことは、つくりの確かさを見れば明らか。
デスク内のシェルフの棚割りが、ラージサイズと同様の造作であることからも、
おそらくこちらのデスクはダービーデスクを代表するレギュラー商品だったんでしょう。
ますますアンティークとしての確かな「商品価値」が確認できるデスクです。
往年のロンドンのオフィス需要を満たすべく、アメリカで製作されイギリスへ輸出されたものか、
それとも、イギリス現地において、ダービーデスクの名で委託生産されたものか、ちょっと気になるところですが、
いずれにしても、永くその価値が英国で認められ、大切に受け継がれてきたことは疑いようもない事実。
将来にわたって、伝えていかなければならない人類の「文化遺産」かと思っております。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
297,000
円
参考市場価格:
283,500
円
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LOCKON CO.,LTD.