PLENTY BEER FOR TONIGHT BOY DRAYMAN / Oil Painting


デニムがおすすめする”コンテンポラリーアート”のオイルペインティング(油絵)です。
2018年1月! に描かれた印象派スタイルのカントリーシーンです。

・・フランス印象派の流れをくむ、イギリス北部のインプレッショニストたち。

”ノーザンアーティスト”と呼ばれる彼らは、イギリス国内にとどまらず、
ヨーロッパ、アメリカ、そしてアジアでも高い人気を集めています。

先日より何点かご案内させていただき、
アンティークファンのお客様より大好評をいただいたピート・ラムニーPete Rumney氏もその一人。
今回は、また新たに、人気の ”ノーザンアーティスト”をご紹介させていただきます。

素朴でノスタルジックな作風が、以前から現地で高評価を受けている、
”ノーザンスクールthe Northern School ”(北部画派)のアーティストであり、
イングランドとスコットランドの国境に在住の ”マル・バートンMAL BURTON”氏になります。

今回ご紹介するのは、彼自身が描いた直近の作品、
”PLENTY BEER FOR TONIGHT BOY DRAY MAN(今夜のビールを運ぶビール配達人と青年)”

・・まもなく日が沈もうとする時分。
雪に覆われた街に立つ酒場”THE TAVERN”に、黒い犬を連れた一人の青年が入店しようとしています。

まだ酒場に人が集まるピークの時間には早いのか、
ビア樽を配達に来たトラックが店の傍らに停車していて、お酒の補充中。

屋根の煙突からは煙が立ち上り、店の厨房では今夜の支度に追われている様子が想像されます。

場所柄、いつもの馴染み客でいっぱいになる居酒屋さんなのでしょう。

その青年も、ペットの犬などを連れて入ろうとしているくらいですから
きっとそのお店の馴染み客の一人に違いありません。

・・そんな「古き良き時代」の日常をごく自然に描いた、直近の現代絵画です。
情景やロケーションなど、郷愁を感じるコンテンポラリーアートと思います。

作者はマル・バートンMAL BURTON。
現役のイギリス人現代作家です。
サインは作品内とキャンバスの裏面にも入っています。

マル・バートンはまだ現役のアーティストなので、バイオグラフィなどの個人情報は、
プライバシーの観点からあまり多くはありませんが、知名度は国際的に高い職業人画家です。

その筋では知られたアーティストになりますので、彼の作品はイギリスやヨーロッパのみならず、
アートオークションなどを通して、世界中に販売されています。

ただ、日本ではまだほとんど知られてないと思いますので、簡単にご紹介させていただきますと、
マル・バートンは現在、イングランド北部に在住する美術家、
いわゆる ”ノーザンアーティスト”の一人。

スコットランドとの国境付近にスタジオを構え、日々創作活動を行っているということです。

年齢は不明ですが、既にフルタイムの職業画家を40年以上していた、ということですから、
自然に考えれば、既に還暦を超え、60代後半から70代前半の年のころなのではないかと想像しています。

現在は、作家としての創作活動はピークを過ぎ、”セミ・リタイヤ”の状況にある、とのこと。

それでも、彼は本当に作画が好きなのでしょう、毎週のように作品を描き上げているそうです。
生涯、マル・バートンは現役であり続けるのではないかと思います。

さて、そんな彼の作風は、どちらかといえばレトロなポップアート風。

作品から受ける印象としましては、フランス印象派系の現代作家、といったイメージですが、
作品の中の主題にフォーカスし、それをカラフルな色合いで表現する描写テクニックは、
どこか20世紀半ばの商業的なグラフィックデザインに近いような感じがします。

実際、作品の主題に関しましては、1950年代から60年代のイギリスのカントリーシーンが中心。
田舎道や牧場、公園、あるいは地方都市の街並み、住宅街、工場街などのタウンスケープ・・。

いずれも古いイギリス映画に出てきそうなレトロな風景画を多く描いています。
これは筆者の想像の範疇を出るものではありませんが、
作者自身の体験に基づいたイマジネーションなのではないかと想像しています。

こちらの作品も、彼の典型的、ともいえるイギリスの古い農家の日常を描いた作品。
つい数か月前に描かれたオイルペイントで、
彼の長きにわたる習熟された技量を持って描かれた秀作になります。

すでに半世紀近く、創作の道に携わってきていると思われるので、
当然のことながら、作者自身の作風もしっかりと確立されています。

作品数も豊富で、商業的にも成功したプロフェッショナルオイルぺインター、
と申しあげても良いのではないかと思います。

セミリタイヤした状況とはいえ、まだまだこれからも作品が増えていくことが想像されますので、
現時点では、価格的見て、一般的なアンティーク絵画に比べて、それほど高値がついているわけではありません。
比較的安価な作品から、アンティーク絵画並みに高価な作品まで様々です。

ただこれほどの感性・技量を持つアーティストですので、
今後、どれほどその相場が変わっていくのか、想像つきません。

「大当たり」する可能性は十分にある作家かと思います。
もし1作品でも「大当たり」したとしたら、彼の作品はすべて「大化け」することになるでしょう、
もちろんこの作品も、その例に漏れることなく。

インテリアにふさわしいレトロで好感の持てる構図、印象派的な「古典」を感じさせる空気感のある描写、
力強い生き生きとした色使いによる表現力、的確にかつ象徴的に描きこまれた被写体・・。

こちらの作品は、そんな彼の作風をダイレクトに知ることができる秀作です。
デニムには、いつかこの作品が本当に「お宝」になる日が来るのでは・・と思えてしまいます。

こちらの作品はイギリス人のプライベートコレクターより、デニムが譲っていただきました。

コレクターの方は、印象派、ポスト印象派の現代作家の作品をメインに収集している専門家。
ですから、印象派の作品を見る目は確かです。

入手経路は絵画オークションのようですが、かなり人気のあった作品で
引き合いがとても多かったと聞いています。

入手時は作品単体(木枠張りキャンバス)でしたので、グロス&マットシルバーのウッドフレームは当店セレクト。
コンテンポラリーなデザインの中にも、ゴージャスかつヒストリカルスタイルな重みのある印象で、
新旧/洋の東西を問わず、様々なインテリアに溶け込んでくれる雰囲気と思います。

インテリアにこだわるアンティーク上級者の方にはぜひおすすめしたい、
素敵な21世紀の現代美術、エクセレントなファインアートです・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 51,840 円
参考市場価格: 50,400 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


[9]かごを見る
[0]TOPページへ

LOCKON CO.,LTD.