アーコール Ercol ライトエルム ウォールラック/スモールサイズ

希少なアーコール製のプレートラックです。
壁掛けのお皿立てです。
今回6台のプレートラックが同時入荷いたしました。
カラーやサイズを比較するのにはちょうど良い機会なのでちょっとご案内させていただきますと、
カラーはナチュラル系(ライトエルム)が3つ、ミディアム系(ゴールデンダウン)が1つ、
ダーク系(オールドコロニアル、トラディショナル)が2つ、の6アイテムとなっております。
サイズは5つがスタンダード、1つは全体幅と奥行きが少し小さいスモールモデルとなっております。
アーコールラベルの色、有無など詳細につきましては、
それぞれの商品ページでご紹介させていただきたいと思います。
さて、こちらは日本で一番人気のライトエルムカラー、サイズがほかの6つよりも一回り小ぶりな、
珍しいスモールサイズのウォールラックになります。
ラベルはすでになくなっていますので年代がわかりにくいのですが、
デニムの風合いから見る感覚では、おそらく80年代以前、70年代あるいは60年代のものではないかと推測しております。
主要なカタログでは見つけられなかったものなので、想像ですが、ウォールラックがデザイン・製作された初期のころ、
サイズバリエーションとして作られたものだったのではないでしょうか。
そもそもアーコールErcol社といえば、英国高級木工家具3大メーカーのひとつで、
最近では日本でもすでに有名になり、人気家具ブランドの一つにもなっていますよね。
アーコール社の創業は1920年代で、このラックはそれから半世紀ほど経過した頃に作られたモデル、ということになりますが、
1950年代のカタログには既に、スタンダードなプレートラックは”No268 Plate Rack” として、
アーコール社オリジナルのウィンザーシリーズの中で登場しています。
20世紀半ば当時といえば、アーコール社はそれまでの英国の伝統的な様式家具デザインから、
突如として独自のモダン家具へ移行した、激変の時期。
その時代に作られたデザインといえば、つまり、
現在に続くアーコールデザインのルーツに当たる作品、といっても良いですね。
ちなみにあのマーガレットハウエルが復刻したことで世界的に有名になった、
アーコールデザインの代表作、“スタッキングチェア”もそのころのデザイン。
”アーコール・オリジナル”ともいうべき、ウィンザーシリーズのマザーモデルといっても良いのではないかと思います。
アーコールらしい、なめらかにシェイプされたエッジを持つデザインは、現在のアーコールデザインと同様。
質の良いエルム(ニレ)材についても、当時も今も変わらないアーコール品質で、
半世紀を経過しても歪み一つないその端正なフォルムは、とてもハイクオリティな製作技術と思います。
卓越したてテクノロジーはすでにこのころから発揮されていたんですね・・。
(Buyer/AY)
価格(税込):
41,040
円
参考市場価格:
39,900
円
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LOCKON CO.,LTD.