ヤコブ&ヨゼフ.コーンJ&J.Kohn No14 ベントウッドチェア


オーストリアで製作され、イギリスで使用されていた、
No.14スタイルのベントウッドチェアです。

もうこちらのチェアの説明は不要ですね。
そう、今から150年前、ミヒャエル・トーネットがデザインし、
今尚、世界各国でつくられ続けている世界家具史上の最高傑作、No14チェアです。

こちらは旧トーネットThonet社の前身、ヤコブ&ヨゼフ・コーンJacob and Josef Kohn社製になります。

「何だよ、トーネットと違うの?」・・・なんておっしゃらないで下さい。
ある意味ではトーネットよりもはるかに貴重な椅子なんですから・・。

確かに曲げ木技術の元祖はトーネットですし、アンティークの「曲げ木椅子」といえば
圧倒的にトーネットのNO.14が有名です。
でも実は、トーネット社以外にも当時、本家に勝るとも劣らないテクノロジーを持った
マニュファクチャーも複数存在していたのです。

特にトーネット社の当時の最大のライバル企業だったJJコーン社のベントウッドチェアについては、
アンティークで見る限り、率直に言ってその商品性はトーネットを超えていたように思えます。

JJコーン社はもともと、トーネット社の「曲げ木特許」が切れた1869年、
満を持してスタートしたトーネットにとって最大のライバル会社でした。
後発企業でありながら、デザイン力、技術力ともに高く、
アドルフ・ロースの”ミュゼアム”チェア、ヨゼフ・ホフマンの”サナトリウム”のチェアなど、
多くの歴史に残る名作椅子を数多く輩出しました。

しかし、JJコーン社は20世紀にはいるとムンドス社と合併してコーンムンドス(1914年)となり、
さらに第一次大戦が終結した1922年にはトーネット社とも合併し、“トーネット・ムンドス”社と社名変更します。
そうした会社の変遷はいずれも経営的な事情によるところが大きかったようですが、
それ以上に、おそらく相互に商品開発上のメリットがあったものと思われます。

さて、こちらのチェアは、JJコーン社がトーネットと合併する前のオリジナル品。

骨董品とはいえ、そんな貴重なチェアがこの価格で入手できるのですから、
考えようによってはとってもお得、と思いませんか?

ぜひベントウッドファンの方に・・。

(Buyer/AY)



価格(税込): 23,760 円
参考市場価格: 23,100 円
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