ﾌｨｯｼｪﾙFischel ﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞｱｰﾑﾁｪｱ No6003
人気のｱﾝﾃｨｰｸ･ﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞﾁｪｱが入荷致しました!
20世紀初めに製作されたﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞｱｰﾑﾁｪｱです｡
※こちらは2脚ﾍﾟｱで入荷いたしました｡
こちらはﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞﾁｪｱの中でも､No14に匹敵するほどの有名なﾃﾞｻﾞｲﾝ｡
1902年､かのｵｯﾄｰ･ﾜｸﾞﾅｰがｳｨｰﾝ郵便局用にﾃﾞｻﾞｲﾝしたｵﾌｨｽﾁｪｱになります｡
ﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞﾒｰｶｰ各社が､こぞってその人気ﾃﾞｻﾞｲﾝを採用し量産化｡
ﾄｰﾈｯﾄではNo6000番台のｼﾘｰｽﾞとして販売されていました｡
素材はもちろんｱﾝﾃｨｰｸならではのﾖｰﾛﾋﾟｱﾝﾋﾞｰﾁ｡
ﾀﾞｰｸなｱﾝﾃｨｰｸﾌﾞﾗｳﾝがとても素敵です･･｡
No6003ｵﾘｼﾞﾅﾙのﾓﾀﾞﾆﾃｨを感じさせる伝統のﾄｯﾌﾟﾚｲﾙ､
ｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞな花柄のｴﾝﾎﾞｽ座面､ｳｨｰﾝ曲線を描くﾘﾝｸﾞｽﾄﾚｯﾁｬｰ･･｡
ｵｯﾄｰﾜｸﾞﾅｰ生粋のｵﾘｼﾞﾅﾙﾃﾞｻﾞｲﾝです｡
こちらの個体のﾒｰｶｰは､かのﾌｨｯｼｪﾙFischel社｡
ﾌｨｯｼｪﾙ社はﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞの第一人者､ﾄｰﾈｯﾄThonet社のﾗｲﾊﾞﾙ会社｡
ﾄｰﾈｯﾄの成功を見て､星の数ほどのﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞ企業が乱立しましたが､
その中でも3本の指に入る優良企業でした｡
会社の詳細は不明ですが､19世紀のｳｨｰﾝ本社時代ののち､
20世紀にはﾁｪｺに大規模工場を設立するほど発展していたようで､
今でも多くのｱﾝﾃｨｰｸが現存しています｡
ﾌｨｯｼｪﾙはﾄｰﾈｯﾄと同じように､戦後､現地政府に摂取されてしまった会社の一つのようですが､
戦前には､資料にはありませんが､どうもﾄｰﾈｯﾄと協業していた様子がうかがえます｡
この時代にﾒｼﾞｬｰだったﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞﾒｰｶｰは､最終的にﾄｰﾈｯﾄﾌｧﾐﾘｰ企業として､
集約されていったように思われます｡
ちなみにこの商品ﾓﾃﾞﾙNo6003は､100年以上経た現在でも､
当時と同じ工場で､当時と同じ椅子が長く作りつづけられております｡
製作しているﾒｰｶｰは旧ﾄｰﾈｯﾄ社のﾁｪｺ､ﾎﾟｰﾗﾝﾄﾞ工場を引き継いだ民間企業です｡
･･紛れもなく､歴史に残る｢名作椅子｣の一つと言って過言ではないでしょう｡
こちらがその一里塚､いや､ﾏｻﾞｰﾓﾃﾞﾙと呼んでも良いかもしれません･･｡
(Buyer/AY)
価格(税込):
38,880
円
参考市場価格:
37,800
円
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LOCKON CO.,LTD.