エドワーディアンピアノスツール

今から100年ほど前、20世紀はじめのイギリス・エドワーディアン期に製作されたピアノスツールです。
美しい椅子です・・。
いや、きちんと“スツール”と呼ぶべきですね。
もともとスツールは中世ヨーロッパの貴族階級においては、背もたれのある「椅子」とはやや見方が違っていて、実用性よりも装飾性が重視され、ある意味ではステイタスのシンボルとして位置づけられていました。
そもそも太古の昔より、スツールは人類が初めて製作するようになった「椅子」ですので“チェアChairs”が持っていた「権威性」がどんな椅子よりも強かったのかも知れませんね・・。
私感はさておき!
このスツールは、といえば、
当時主流だったデザイン・フォルムを持つ、人気のタイプのピアノスツールです。
レイト・ヴィクトリアンに流行した、スクエアな“ガブリオールレッグ(獣脚=猫脚)”が特徴的ですね。このデザインは“アーツアンドクラフツ”から“アールヌーヴォー”系家具に良く見られるものです。
こちらはおそらく上流階級のご家庭で、ピアノを弾かれる方の体系、姿勢に合わせて作られた、オーダーメイド品と思われますが、最先端のデザインで製作されているところから、比較的進んでいた、南部の都市で使われていたものではないでしょうか。
きっと都会育ちの、素敵な貴婦人がお使いになっていたんでしょうね・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
36,000
円
参考市場価格:
36,000
円
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LOCKON CO.,LTD.