ｹﾞﾌﾞﾙﾀﾞｰﾄｰﾈｯﾄGebrder Thonet ﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞ ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾃｰﾌﾞﾙ1404-RE
日本ではほとんど見ることのできない貴重品､
ﾄﾞｲﾂ･ﾄｰﾈｯﾄ社製の現代ﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾃｰﾌﾞﾙ､ﾓﾃﾞﾙｺｰﾄﾞ ”1404-RE16”になります｡
ﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞﾌｧﾆﾁｬｰの元祖､ﾄｰﾈｯﾄ社の見事な｢曲げ木｣技術でつくられたﾚｯｸﾞﾌｫﾙﾑ･･｡
この太い｢角材｣のような脚を､全て正確な角度でﾍﾞﾝﾄさせ､数十年にわたる耐久性を持たせるなど､
一般のﾒｰｶｰには決してまねのできない､ﾄｰﾈｯﾄ独自のﾃｸﾉﾛｼﾞｰです｡
ﾃﾞｻﾞｲﾅｰはｽﾃﾌｧﾝ･ﾃﾞｨｰﾂStefan Diez｡
多くのﾄｰﾈｯﾄ社のﾌﾟﾛﾀﾞｸﾂを手掛けているｴｷｽﾊﾟｰﾄです｡
日本では､こちらの1404ｼﾘｰｽﾞを見る機会はほとんど皆無に近いといっていいほどですが､
ﾖｰﾛｯﾊﾟ､とくに本国ﾄﾞｲﾂでは多くの専門誌に取り上げられた評価の高いﾓﾃﾞﾙでした｡
現在ではﾄｰﾈｯﾄ社のﾗｲﾝｱｯﾌﾟからはﾄﾞﾛｯﾌﾟしているようですが､
販売中当時のｶﾀﾛｸﾞでは､不朽の名作椅子､ﾛｯｷﾝｸﾞﾁｪｱ初代ﾓﾃﾞﾙNo7001を交えた写真
なども掲載されていて､ﾄｰﾈｯﾄを代表するﾘﾋﾞﾝｸﾞﾌﾟﾛﾀﾞｸﾂと期待されていたことがうかがえます｡
ﾐｰﾃｨﾝｸﾞﾃｰﾌﾞﾙなどにも使い勝手は良さそうですが､基本的には､ｵﾌｨｽ需要というよりも
家庭用に対応したﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾃｰﾌﾞﾙ､といった個人向け用の位置づけだったようで､
ｶﾗｰﾘﾝｸﾞの展開も､落ち着いたﾅﾁｭﾗﾙ系､またはﾎﾜｲﾄ系の2色がﾒｲﾝとなっていました｡
家庭用とはいえ､商品品質の高さは､さすがﾄﾞｲﾂ･ﾄｰﾈｯﾄ社製､といえるもの｡
旧ﾄｰﾈｯﾄ社を受け継ぐﾌｧﾐﾘｰ企業は､ﾄﾞｲﾂ･ﾄｰﾈｯﾄをはじめ､ﾖｰﾛｯﾊﾟに4社ほど存在しますが､
その中でもﾄﾞｲﾂ･ﾄｰﾈｯﾄはﾄｰﾈｯﾄﾌﾞﾗﾝﾄﾞの｢のれん｣を受け継いだ企業だけあって､
そのｸｵﾘﾃｨの高さは断ﾄﾂですね｡
仕上げの美しさには本当にほれぼれします｡
さらには､その先進性も”ﾄｰﾈｯﾄ”ﾌﾞﾗﾝﾄﾞを受け継ぐ企業としてふさわしいもの｡
もともと｢軽くて丈夫｣が売りだったﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞﾌｧﾆﾁｬｰのｺｱな価値を変えることなく､
広大な1600×800mmというｴﾘｱで実現した､美しいﾖｰﾛﾋﾟｱﾝﾋﾞｰﾁ積層合板15mm厚の天板部と､
45mm角という極太の積層合板を精密にｶｰﾌﾞさせた脚部とのﾉｯｸﾀﾞｳﾝ構造で､
一般家庭用のﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾃｰﾌﾞﾙとは思えない高品質な｢軽量性｣､そして｢耐久性｣を実現しています｡
積層合板というと､少し家具に詳しい方ですと少し難色を示す型もいらっしゃるかもしれませんが､
そこは､かのﾄｰﾈｯﾄ社が作る積層合板ですので､
安価なﾌﾟﾘﾝﾄ合板や繊維材をｺｱにしたMDFとは全く違いますよ｡
19世紀に初めてﾐﾋｬｴﾙ･ﾄｰﾈｯﾄが｢曲げ木技術｣を実用化した時と同じ､
薄くｽﾗｲｽした無垢板を張り合わせて一枚の板にした､ｿﾘｯﾄﾞﾍﾞｰｽの積層合板です｡
つまり無垢材と同じ風合いを持つ昔ながらの｢化粧材｣に近い素材なのです｡
本当にぞくぞくするほどの美しさです｡
ちなみにこちらの1404-RE16は､某日本国内ﾊﾞｲﾔｰよりﾃﾞﾆﾑが譲り受けました｡
何と｢未使用品｣､ということでTHONET社の箱入りで入荷してまいりましたが､
確かに使用感などはありませんでしたが､多少の汚れや小傷などがついていたので､
おそらくは｢展示品｣として飾られていたものだったのでは､と想像しています｡
そのため､基本的にはﾕｰｽﾞﾄﾞｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝとしておりますが､限りなく未使用品に近い極上品です｡
ﾃﾞｯﾄﾞｽﾄｯｸと申し上げても不誠実ではない､と思います｡
尚､ちょっと余談になりますが､このﾄﾞｲﾂ･ﾄｰﾈｯﾄの日本国内販売代理店だったのは､
日本の家具業界の中でも｢中堅｣以上の部類に入る老舗家具会社､○ｲﾃﾞｯｸさん｡
こちらのﾁｪｱが入っていた輸送箱にはその○ｲﾃﾞｯｸさんの宛名ﾗﾍﾞﾙがあったので､
正規で輸入されたものであることがわかりました｡
で､新品時の日本での販売価格を調べようと､○ｲﾃﾞｯｸさんのHPをﾁｪｯｸしてみたところ､
なんと､○ｲﾃﾞｯｸさんのｳｪﾌﾞｻｲﾄが閉鎖!
つい最近､○ｲﾃﾞｯｸさんはなくなってしまっていたのですね･･｡
ｲﾝﾀｰﾈｯﾄで様々な情報が出ていますので､ここでその件についてﾃﾞﾆﾑから申し上げることはありませんが､
もしかすると､このﾁｪｱが未使用でﾃﾞﾆﾑの手に渡ってくることになった経緯というのは･･｡
(邪推の内容はご想像におまかせです｡)
何だか､同じ｢曲げ木家具｣を愛する者としては複雑な心境です｡
まあとにかく､新品価格を調べてみると､ﾖｰﾛｯﾊﾟ現地価格で1,494ﾕｰﾛ(1=現在約135円)程度､
日本国内ではこちらのRE16ﾀｲﾌﾟで税込284,040円となっておりました｡
1404-RE18という､1800×900mmのﾓﾃﾞﾙになりますと､その価格､税込339,120円!
一般的な家具としては､かなり高級な部類といって良いでしょう｡
その未使用展示品が､今回はこの設定価格ですから､こちらのﾀﾞｲﾆﾝｸﾞﾃｰﾌﾞﾙはかなりお買い得､
いや､相場からすると破格値といって良いと思います｡
正直なところ､ﾃﾞﾆﾑが購入して使おうかと思っていたほどのﾃｰﾌﾞﾙです｡
ﾍﾞﾝﾄｳｯﾄﾞｺﾚｸﾀｰの方､ﾄｰﾈｯﾄﾌｧﾝの方､
この絶好の機会はお見逃しなさらないようご案内させていただきます｡
ﾃﾞﾆﾑがお勧めできない理由はどこにもありません!
次のｵｰﾅｰ様が見つかるまでは､ﾃﾞﾆﾑの大切なｺﾚｸｼｮﾝとさせていただきます･･｡
(Buyer/YM)
価格(税込):
118,800
円
参考市場価格:
115,500
円
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LOCKON CO.,LTD.