ｳﾞｨｸﾄﾘｱﾝ ﾏﾎｶﾞﾆｰﾗｲﾌﾞﾗﾘｰﾃｰﾌﾞﾙ
今から150年近く前､19世紀後半のｲｷﾞﾘｽ･ﾚｲﾄｳﾞｨｸﾄﾘｱ期に製作された
高級ﾗｲﾌﾞﾗﾘｰﾃﾞｽｸ(収納付きﾃｰﾌﾞﾙ)です｡
当時の超一級の貴族家具になります｡
何とも麗しいｴｸｽﾃﾘｱですね･･｡
繊細で上品なﾌｫﾙﾑに高級感が漂うﾃﾞｽｸです｡
こちらはｲｷﾞﾘｽｱﾝﾃｨｰｸの中でも人気のあるﾐﾃﾞｨｱﾑｻｲｽﾞのｵｹｰｼﾞｮﾅﾙ(多用途)ﾃｰﾌﾞﾙ｡
ｺﾝｿｰﾙｽﾍﾟｰｽがあり､ﾃﾞｽｸにもなりそうなｸﾞｯﾄﾞｻｲｽﾞです｡
ｳﾞｨｸﾄﾘｱ期には､”ﾗｲﾌﾞﾗﾘｰﾃｰﾌﾞﾙ”と呼ばれていた高級ｻｲﾄﾞﾃｰﾌﾞﾙの分類に入ります｡
ﾗｲﾌﾞﾗﾘｰﾃｰﾌﾞﾙとは文字通り､図書室や書斎､会議の場などに置かれ､
書きものや読書のために使われていたﾃｰﾌﾞﾙ｡
要するにその目的のためだけに作られたﾃｰﾌﾞﾙですので､
ﾗｲﾌﾞﾗﾘｰﾃｰﾌﾞﾙを所持できるのは一部の富裕層のみだったはず｡
正真正銘の貴族家具になります｡
ﾃﾞｻﾞｲﾝはﾌﾗﾝｽ･ﾙｲ16世Louis XVI様式の流れをくむ､当時主流の“ｳﾞｨｸﾄﾘｱﾝ”ｽﾀｲﾙ｡
特に目を引くﾀｰﾝﾄﾞﾚｯｸﾞの美しいﾚｯｸﾞﾗｲﾝは､実用強度とﾃﾞｻﾞｲﾝ性が両立され､
ﾊﾝﾄﾞﾒｲﾄﾞ家具のﾚﾍﾞﾙがﾋﾟｰｸに高まっていた19世紀末の時代性を感じます｡
このﾌｫﾙﾑとｴｸｽﾃﾘｱﾃﾞｻﾞｲﾝを1世紀近くもの間､維持することを可能にしたのは､
その素材の良さとともに､製作をしたｷｬﾋﾞﾈｯﾄﾒｰｶｰが一流の｢業(わざ)｣を持っていた事の証明｡
これからも安心して長くお使いいただける一生ものの家具と思います｡
主材は家具の最高級材､ｿﾘｯﾄﾞﾏﾎｶﾞﾆｰ｡
それも､現代の最高級材と言われるﾎﾝｼﾞｭﾗｽ産ﾏﾎｶﾞﾆｰが､一般材だった時代の最高級ﾏﾎｶﾞﾆｰです｡
1世紀以上､全くといっていいほど反りや狂いを見せない､良質なｱﾝﾃｨｰｸﾏﾎｶﾞﾆｰの躯体は､
華やかな赤みのｱﾝﾃｨｰｸﾌﾞﾗｳﾝに輝く､重厚かつ珍重なﾏﾃﾘｱﾙになります｡
そしてその稀代の銘木を､こちらのﾃﾞｽｸは天板に一枚の無垢板で使用｡
背板や底板などの構成材にも無垢板の削り出しが使用され､
これだけの面積をこれほど贅沢に無垢で使えるなんて､現代では考えられない高級仕様です｡
｢素材品質｣という面で､このﾃｰﾌﾞﾙを上回るﾏﾎｶﾞﾆｰﾃｰﾌﾞﾙは､
おそらく探し出すのは難しいことでしょう｡
尚､“ﾀﾞﾌﾞﾃｲﾘﾝｸﾞ”(引き出しの接合部)の仕様により､
このﾃｰﾌﾞﾙがﾊﾝﾄﾞﾒｲﾄﾞのｵｰﾀﾞｰ家具であったことが確認できます｡
きっと富裕層の家庭で使用されていた､高級注文家具だったものと思います｡
また､前ｵｰﾅｰも大事にお使いになられていたのでしょう､
目立ったﾀﾞﾒｰｼﾞもなく､木肌には良く磨きこまれた自然な艶があります｡
ｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝ的にも間違いなく一級品です｡
ﾃﾞｻﾞｲﾝ的には､前述のとおり､伝統的な英国ｳﾞｨｸﾄﾘｱﾝ様式の家具ﾃﾞｻﾞｲﾝ｡
ｳﾞｨｸﾄﾘｱﾝｽﾀｲﾙの中でも後期に当たるﾃﾞｻﾞｲﾝで､
不必要な装飾を廃することで､現代家具とも馴染みやすい､近代的なｸﾗｼｶﾙｽﾀｲﾙとなっています｡
間違いなく､その家の｢顔｣になる､ｴﾝﾄﾗﾝｽﾎｰﾙなどにふさわしいﾃｰﾌﾞﾙと思います｡
もちろん実用的に､ご婦人のﾗﾝﾃｨﾝｸﾞﾃﾞｽｸ､
あるいはﾄﾞﾚｯｼﾝｸﾞﾃｰﾌﾞﾙとしても用途的にはぴったり｡
ｽﾚﾝﾀﾞｰな4本脚は､着座した時の足の置き位置にもゆとりを持たせられ､
使い勝手もとても良好です｡
ｲﾝﾃﾘｱ性､実用性､そしてその上質性は､
きっとｱﾝﾃｨｰｸ上級者の方のご期待にかなうものと思います｡
全くもって､ﾃﾞﾆﾑがお勧めできない理由はどこにもありません･･｡
(Buyer/YM)
価格(税込):
137,160
円
参考市場価格:
133,350
円
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