オールドフレンチ カントリースツールB

今から100年以上前、19世紀末から20世紀はじめにかけて、
フランスの農家で使われていた、古〜いカントリースツールです。
※こちらのチェアはST0145A オールドフレンチ カントリースツールAとペアで入荷しました。
ユニークなカタチの椅子ですね・・。
ひとつひとつのパーツがハンドメイドで、楽しげに木取りをされていて、
そして素材の楽しさを生かすように、微妙なバランスを持ってスツールの造形が構成されています。
え?
これ、流木などを利用して様々な工芸品を作る作家さんの「作品」ではないのか?
・・ですって?
うーん、確かに似てますね・・。(汗)
でもね、良〜く見てください。
明らかに大きく違っている点が1つ、あるのです。
それは・・この「椅子」が「スツール」のカタチをしていることです。
・・そんなことは、もうお分かり?ですね。(笑)
でも、きちんとスツールとして座れる、ということはとても重要なことなのです。
もう少し正確に言わせていただくと、
人間の使う「腰掛け」として、工学的に快適に座れるように設計され、
力学に基づいて強度設計がきちんとなされている、という事なのです。
家具に詳しい方なら、もうお分かりですね。
そう、決して法則性のない形の座面ですが、
お尻を支えるのに、必要最小限の面積を持ち、
違和感のある触感を与えないよう、周囲の角は適宜丸められ、
中央は微妙にくぼんでいます。
さらにバランスを取るのが難しい「3本脚」スツールで、
製作難易度の高い、3方に転んだ(角度のついた)脚を設定しています。
そして、座との接合には「楔(くさび)」と呼ばれる、
無垢の家具の伸縮性をカバーする伝統的な工法を持ってジョイントが強化され、
以上の点から、これは明らかに「芸術家」がつくったものではなく、
「家具職人」がつくったものであることがはっきりとわかります。
ね、そういわれれば・・と思いませんか?
拾ってきた古材で似たようなカタチの“アート”は作れても、
きちんと大人の体重を受け止められる強度を持ち、
座った時に快適性を感じる“プロダクツ”は、その道の“プロ”にしかつくれないのです。
しかも1世紀もの間、実用可能なスツールであり続けられるクオリティは
「名工の作品」と呼ぶべきレベルにも達しています。
自然の無造作な形を論理的に法則性を持った造形にまとめ上げる、
人並み外れた、優れたテクニック。
ね、少しは「名作椅子」に見えてきましたよ、ね・・?
(Buyer/YM)
価格(税込):
26,000
円
参考市場価格:
26,000
円
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LOCKON CO.,LTD.