ヴィンテージHMV テーブルトップ グラモフォンwith ブラスホーン

おそらく20世紀半ばに製作された英グラモフォン社のHMVグラモフォン(蓄音器)です。
珍しいマホガニーカラーのモデルです。
こちらはアンティークファンのお客様からご提供いただいたアンティークコレクションになります。
ケースのつくりは本格的な家具仕様。
マホガニーのきめの細かい木肌と優雅なダークレッドは、古艶(パテナ)も美しく、
ほぼ当時の容姿を今に伝えています。
家具がまだ「使い捨て」の時代を迎える前の、良質な家具と同様のボディ構造ですから、
私たちデニムの家具再生技術で完璧に蘇らせることができました!
ケースの状態の良さはご覧のとおりです。
さて、英グラモフォン社製HMVグラモフォン自体については、以前に入荷しました
OT0242 HMV テーブルグラモフォンで、詳しく解説させていただきました。
そちらをご参照なさってくださいね。
ただ、こちらは推測ですが、戦後のヴィンテージモデルかと思われます。
デニムの経験値では1950年代から60年代のものでしょう。
詳しい方ならご存じのとおり、グラモフォン社は1931年に消滅していますので、
この時代にはグラモフォンの蓄音機はすでになかったはず。
そもそもラッパ型のホーンの蓄音機は19世紀に主流だったタイプですから、
どうも時代感がおかしい。
とすれば、こちらは19世紀のグラモフォン社の蓄音機を、
戦後に復活させたモデルと考えた方が良いでしょう。
”ロイヤルエンフィールド”というイギリスの古い時代のバイク(オートバイ)がありますが、
イギリスの植民地だった英領インドから、戦後独立した現代のインドでも変わらず、ずっと作り続けられています。
それも、昔の古い仕様・デザインのまま、変わることはなく。
このグラモフォンもロイヤルエンフィールドと同じように、
インドあたりで昔の仕様のまま作られたものではないかと、デニムでは推測しています。
それより、何より気になるのはこちらの個体の「音」ですね。
デニムではきちんとゼンマイの巻き上げ具合、稼働時間、音量について、(半分楽しみながら)チェックしました。
全てが問題のない状態でした。
もちろん、その道の専門家の方にチェックされれば、マイナスポイントはあるかもしれませんが、
わくわくさせてくれる音感はさすがグラモフォン!といえるほどのものです。
※音色をこちらで視聴できます。
些細な欠点など、全く気になりません。(と思います。)
(Buyer/YM)
価格(税込):
88,000
円
参考市場価格:
84,000
円
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LOCKON CO.,LTD.