Ducks in Flight Over a Lake at Sunrise / oil paint


デニムがおすすめする”アンティークインテリア”のオイルペインティング(油絵)です。

湖畔から望む水辺の風景を描いたオランダのランドスケープ。
モダンな額装に収められた素敵な風景画です。
横幅1mを超えるラージサイズの大作になります。

英国のディーラー情報によれば、20世紀中盤、1970年ごろに描かれた、
50年ほど前の作品ということです。

作者はオランダ人ペインター、” ジエン・ファン・デ ヴェルデGien van de Velde”(1944-2008) 。
オランダのカントリーシーンで優良な作品を数多く残している人気アーティストです。

ヨーロッパのコンテンポラリーアートに詳しい方であれば、その名を知る人も多いのではないかと思います。
ジエン・ファン・デ ヴェルデはイギリスでも、現代のオランダ風景画家として、広く認知されています。

彼はおそらく職業的なオイルペインターと思われ、欧米のファインアートオークションでは、
彼の作品をかなりの数、目にする事が出来ます。

現代作家のため比較的価格もこなれていて、
アンティークアートの中ではポピュラーな作家のひとりとして数えても良さそうです。

職人コメント欄に、作品情報を掲載させていただきましたが、
おおよそイギリス・ポンドベースで£400〜800ほどの見積もりがつけられています。
※現在1ポンド=約150円

いろいろな彼の作品を見てみましたが、主に自然の風景を題材にしたナチュラルな作風で、
確かにくせのない、万人に好感の持たれそうな作風ですので、
アンティークアートとして、これからもさらに評価が上がってくる可能性は十分にあると思います。

彼自身についても、有名な画家だけあってバイオグラフィー的な情報も豊富。
欧米のアートサイトなどでは、20世紀のダッチアーティストとして、
一般に名のあげられる、ランドスケープペインターと紹介されています。

ただ実際に彼の作品を追っていくと、面白いことに、確かに風景画が多いのですが、
そこには人影や建物などを見ることはほとんどありません。
純粋に「自然」のみが被写体とされています。

まあ、それが風景画、といえばそうなのですが、
古い山小屋や古城くらい、景色のいい場所にはありがちではないですか?
そうしたものは一切ない。

ただただ、森林や山河、そして空と雲。
鳥以外、動物の姿すら見ることは稀です。
徹底してます。

彼の興味の対象は、単に目の前の風景だけだったのでしょうか?
それとも、自身の理想を描く原理主義的なナチュラリストだったということでしょうか?

どちらかといえば、後者の印象。
芸術家としての才能だけでなく、個性的な主義主張を持つ人物であったことがうかがわれます。

そんな作品なので、時代の流れを感じさせない作風となっています。

こちらの作品は、イギリスの首都、ロンドンに店を構えるアンティーク絵画ディーラーより入手しました。
かなりコレクション性の高い、高価な作品を多く取り扱っている老舗のアンティークアート専門店です。

作者のサインも左下に残っていますし、信頼できるディーラーですので、
作家オリジナルペイントであることは間違いないでしょう。

ディーラー情報によれば、出所は、イギリス人収集家のプライベートコレクションとのこと。
見る目の確かな富裕層が所有していた作品かと思われますので、作品の評価にも安心感がおけます。

作品情報に関していえば、作家のサインは本名ではなく、
”G. Brouwer ”というペンネームが使われています。

偽名が入ってるから、本人だとわかる、というのも面白いものですね。
有名な画家には、古くからよくあることですが。

ランドスケープぺインターとして名を上げた彼の、こちらはその典型的な作品、といえそうです・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 88,000 円
参考市場価格: 84,000 円
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