WILLIAM GALLIMORE & SONS Sheffield ﾂｲｽﾄｶﾄﾗﾘｰｶﾝﾃｨｰﾝ
今からちょうど100年ほど前､1920年ごろのｲｷﾞﾘｽ製､ｱﾝﾃｨｰｸ･ｶﾝﾃｨｰﾝ(食器函)です｡
ｲｷﾞﾘｽｱﾝﾃｨｰｸの銀食器で著名なﾌﾞﾗﾝﾄﾞ､
”ｳｨﾘｱﾑ･ｶﾞﾘﾓｱWilliam Gallimore & Sons” の当時ものﾌﾙｾｯﾄになります｡
かなりの価値ある貴重なｱﾝﾃｨｰｸｺﾚｸｼｮﾝです｡
ﾀｲﾝｱﾝﾄﾞｳｴｱの老舗ｱﾝﾃｨｰｸﾃﾞｨｰﾗｰが
地元のｱﾝﾃｨｰｸｵｰｸｼｮﾝで落札したものをﾃﾞﾆﾑが入手しました｡
素性は間違いのないｱﾝﾃｨｰｸです｡
食器類もはもちろん､ｷｬﾋﾞﾈｯﾄも当時のｵﾘｼﾞﾅﾙもの｡
しかも欠品のないﾌﾙｾｯﾄです｡
通常､いくつかのｶﾄﾗﾘｰは失われてしまうものですが､すべてそろっている完品は非常に珍しい｡
なくなってしまったｱｲﾃﾑを後年補充している可能性はありますが､
いずれもW･ｶﾞﾘﾓｱのﾈｰﾑが入っていますのでその価値が損なわれることはありません｡
W･ｶﾞﾘﾓｱといえば､ｱﾝﾃｨｰｸでは名の知れたｲﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞ中部の銀産地､
ｼｪﾌｨｰﾙﾄﾞのｼﾙﾊﾞｰｴﾚｸﾄﾛﾌﾟﾚｰﾄ(電気ﾒｯｷ)ﾒｰｶｰ｡
ほぼすべてがW･ｶﾞﾘﾓｱの主力商品､ﾎｰﾙﾏｰｸ付きのｼﾙﾊﾞｰﾌﾟﾚｰﾄ製で､
ﾅｲﾌの柄などは当時のﾍﾞｰｸﾗｲﾄ製と思われます｡
すばらしいｱﾝﾃｨｰｸです｡
ｶﾄﾗﾘｰの総数は､驚くべき計150点!!
明細は以下の通りです｡
【上段】
ﾃﾞｻﾞｰﾄﾅｲﾌ×12 ﾐｰﾄｶｰﾊﾞｰｽﾞ×2 ｹﾞｰﾑｶ―ﾊﾞｰｽﾞ×2 ｽﾁｰﾙ×1
ﾌｨｯｼｭｶ―ﾊﾞｰｽﾞ×2 ﾃｨｰｽﾌﾟｰﾝ×12 ﾃｰﾌﾞﾙﾅｲﾌ×12 ﾌｨｯｼｭﾅｲﾌ×12
ﾌｨｯｼｭﾌｫｰｸ×12 ﾌﾙｰﾂﾅｲﾌ×12 ﾌﾙｰﾂﾌｫｰｸ×12
【下段】
ｽｰﾌﾟﾚｲﾄﾞﾙ×1 ﾃﾞｻﾞｰﾄﾌｫｰｸ×12 ｿｰｽﾚｲﾄﾞﾙ×4 ﾃﾞｻﾞｰﾄｽﾌﾟｰﾝ×12
ｽﾌﾟｰﾝ×12 ﾃｰﾌﾞﾙﾌｫｰｸ×12 ﾃｰﾌﾞﾙｽﾌﾟｰﾝ×6
かなり日常に近い実用用途に使われるものだったのでは､と想像しておりますが､
EP(ｼﾙﾊﾞｰの電気めっき)の刻印のあるｶﾄﾗﾘｰは､一般的には庶民には手の届かない高級品｡
富裕層にとっても､特別な日に使ったものと思われますので､使用感は全体的に少ないです｡
ﾛｯｸ付きの豪華なｵｰｸ総無垢のﾂｲｽﾄｷｬﾋﾞﾈｯﾄにｾｯﾄされている来客用と思われるｾｯﾄですし､
当時､相当高価なものであったことは間違いないでしょう｡
そのｷｬﾋﾞﾈｯﾄは､杢目が大変美しいｲﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞｵｰｸ無垢の躯体で構成されています｡
控えめながら､ﾁｯﾌﾟｶｰﾋﾞﾝｸﾞのﾛｰﾌﾟﾂｲｽﾄ装飾､ｲｷﾞﾘｽ伝統の”ﾊﾞｰﾘｰｼｭｶﾞｰﾂｲｽﾄ”の脚､
ﾓｰﾙﾄﾞの入る引き出し前板のﾊﾟﾈﾙ処理･･｡
格式ある英国生粋のｼﾞｬｺﾋﾞｱﾝ様式家具になります｡
ｼﾞｬｺﾋﾞｱﾝ調のﾀﾞｰｸﾌﾞﾗｳﾝに引き締められたｷｬﾉﾋﾟｰを上に持ち上げると､
まぶしいほどにきらびやかなｼﾙﾊﾞｰの食器類が整然と並べられている｡
さらに､引き出しを開けると･･｡
ｷｬﾉﾋﾟｰ､そして引き出しを開けるたびに､あたかも｢宝箱｣を開けるかのような期待感がつい心に沸いてしまうのは､
きっとW･ｶﾞﾘﾓｱならではの演出なのでしょう｡
さすが当時最も進んでいた文明国､ｲｷﾞﾘｽの高級品です｡
高級感､というか｢品格｣の高さを感じるﾃﾞｻﾞｲﾝ性です｡
ｾﾝｽが違います｡
そんな素敵なｶﾄﾗﾘｰｾｯﾄが､幸運にも非常にｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝの良い状態でﾃﾞﾆﾑに入荷いたしました｡
もちろん､ﾃﾞﾆﾑも精魂込めてﾒﾝﾃﾅﾝｽしたことは言うまでもありません｡
きっとｺﾚｸﾀｰの方のご期待にも､十分に添える逸品と思います･･｡
(Buyer/YM)
価格(税込):
242,000
円
参考市場価格:
231,000
円
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