ジョージアンGeorge III スーパーカービングオーク チェスト オン スタンド


とても貴重なジョージアンGeorge IIIの家具です。
今から250年ほど前、イギリス18世紀末かけて作られた、ジョージ・スリーのチェストオンスタンドになります。

・・ため息が漏れるくらい、重厚なアンティークがお好きな方には垂涎のお品ですね。

すっきりとしたシルエットラインにどことなく“モダン”を感じますが、とんでもない。
全ての現代の家具のルーツといってもいい、ジョージアンの家具です。

イギリスの現地ディーラー情報では、18世紀末ごろのものとのこと。

でも、デニムの見立てでは、もう少し前、
17世紀末から18世紀前半にかけて作られたものではないかと思っております。
おそらくは、300年! 近くは経過しているのではないかと思っております。

その理由としてはいくつか挙げられますが、まず入荷時、
長年アンティークに見慣れている我々デニムのスタッフが見ても、
とにかく「見たこともないほど古い!」 、と感じたこと。

あくまで感覚的な話ではありますが、それでもその「経験値」というものは意外に正しかったりするもの。
使われて使われてボロボロになったものか、
とてつもなく長い歳月を経たことでボロボロになったものなのか、
・・くらいは、瞬時に判断は可能です。

その感覚でいえば、1760年前後のジョージアン家具よりも古い感じ。
過去にデニムに入荷してきた唯一の「17世紀の家具」に近い印象でした。

その他、家具のデザインや構造、接合部などの工法などから見ても、1700年ごろに主流だった仕様が確認できたりします。

このあたりの具体的な内容は「職人コメント欄」に記載しましたので、そちらもご参照くださいね。

それにしても18世紀前半以前、ということになれば、世界に産業革命がおこる以前。
つまり、「近代」以前、「近世」の時代の家具ということになりますね。

まさしく「博物館」クラスのミュージアム・ピース。
なんだか、ワクワクさせてくれる家具です。

こちらのデザインフォルムについては、ウィリアム&メアリーの時代(1689-1702)に流行した、
”チェスト・オン・スタンド”のスタイル。

デザイン様式的にはウィリアム&メアリーの時代の後に即位したアン女王(1702-1714)時代に流行した、
”クイーン・アン”スタイルを継承しているようです。

天に向かって広がるペディメント(天飾り)や6本の足で支えているカブリオールレッグ(獣脚)はその象徴。

う〜ん、まさに当時のリアルタイムな家具のように見えますが・・果たして?

まあ、とにかく、前時代のハンドメイド家具であることには間違いありません。
カービング(彫刻)も、カービングを生業とする専門の彫刻師ならではの仕事ぶりです。

歳月を経て黒檀色に輝くバランスのとれたハイボーイスタイル。
何世紀も耐え続ける見事なマテリアルとコンストラクション。

何はともあれ、まぎれもなく最高級のアンティーク家具です。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 297,000 円
参考市場価格: 283,500 円
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