Old Chinese Nankin Style ブルー アンド ホワイト アシェット

かなり古い時代につくられたイギリス製のラージサイズ ディナープレート/アシェットです。
2世紀以上前のジェニンアンティーク(真の骨董)になります。
イギリス現地からの情報ではヴィクトリアン初期(1830〜50年ごろ)のものということでしたが、
感覚的にはもう少し古いような印象があります。
実際には、ジョージアン末期(1780年ごろ)から19世紀初頭(1820年ごろ)あたりに
作られたものでは、とデニムでは推定しています。
イギリスでは、大航海時代を経て、18世紀に入ると中国から輸入されたお茶の文化が貴族たちの間で急速に普及し、
それとともに中国製「茶器」も大いに人気を集めます。
いわゆる ”ボーン・チャイナ”と呼ばれる磁器(ポーセリン)ですね。
日本の九谷焼や伊万里焼などもこのころから注目されるようになってきて、
アジアの陶磁器はこのころから、盛んにイギリスやヨーロッパ各国に輸入されるようになっています。
その後、18世紀の後半になってくると、こうした陶磁器の需要に対応し、
ヨーロッパの各地で陶磁器を作る「窯元」が芽吹き始めました。
有名なイギリスのウェッジウッドやロイヤルウースターなども、このころに誕生していますね。
初期のころはまだまだ陶磁器の製造も試行錯誤的で、品質はそれほど高いものではなかったようですが、
時代が進み19世紀に入ると窯元も淘汰が進み、品質も上がっていきました。
こちらのプレートのお話に戻りますが、こちらはそんな陶磁器の時代の流れの中で、
まだ製造技術の確立されていない時代のもののように思われます。
デザイン的には、いわゆる「中国・南京”Chinese Nankin”」スタイル。
ジョージアンからヴィクトリアンの時代に流行した「白磁」のデザインです。
デザイン的には中国の白磁を模倣していますが、
品質的にはイギリス古来からの陶器に近いと思われます。
とはいえ、いずれにしても19世紀前半の貴族向けの高級品と思われますので、
骨董的には高い価値を持つコレクタブルズです。
プラークとして、インテリアとしても良いと思いますし、
実際にミートプレートなどとしてもお使いいただけるコンディションです。
ハンドメイドの温かみのあるすばらしい作品。
コンディションもエクセレントです。
ぜひアンティークファンに方にお勧めいたします・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
19,800
円
参考市場価格:
18,900
円
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LOCKON CO.,LTD.