Royal Vale BONE CHINA 25Piece ティーセット

イギリス製のアンティーク・ティーセットです。
今から50年以上前のボーンチャイナ(英国式磁器)になります。
※こちらはカップ&ソーサ6組、シュガーポット&ミルクジャグおよびソーサ2枚、ケーキプレート8枚、ブレッドプレート1枚の
計21ピースのセットになります。
薄く、硬く、光にかざすと透光性があり、軽く指ではじくとキーンと金属音・・。
これが、ボーンチャイナと呼ばれるポーセリン(磁器)の特徴です。
こちらはそのボーンチャイナのティーセットで、白磁器にピンクのお花柄が上品な実用アンティークです。
バックスタンプは、”Royal Vale BONE CHINA”、または”Vale BONE CHINA”とあります。
バックスタンプには”ROYAL”の入ったValeと、ただのValeの2種が存在しているのですが、
総じて言うと、「同じ商品」です。
厳密にいえば同じ会社の商品ではありますが、別々の工場(窯元)で作られた、
と言った方が事実に近いかも知れません。
詳しく説明すると長くなってしまうのでやめておきますが、
要約すると、もともとValeという商品は、イギリスの陶器産業の盛んだった街、
ロングトンLongtonのストークオントレントStoke-on-Trentにあった、
”コールクロColclough Bone China”というメーカーのブランドの一つでした。
コールクロは1890年創業の有名なイギリスの窯元。
しかし1900年代後半の陶器業界の再編の波に巻き込まれ、1940年代には
”リッジウェイRidgway Potteries Ltd”という企業グループに買収されます。
リッジウェイはロイヤルの称号も得ていた、由緒あるそして沢山の賞も受賞した名門企業。
そのため、1953年より買収されたValeブランドは”Royal Vale”と名を変えて、
リッジウェイで作られることになりますが、
一方ではコールクロでも”Vale”は引き続き製造されていたため、
1955年から1964年までは”Royal Vale”と”Vale”が被っていた、というわけなのです。
少々乱暴な説明なので、若干事実と異なる表現もあるかもしれませんが、
当時の陶器業界の再編劇はとても複雑で説明が難しいので、まあイメージとしてのご紹介、とご了承ください。
ちなみに誤解を恐れずに言えば、その”Royal Vale”はのちに、
ロイヤルドルトンRoyal Doultonへとつながっていきました。
ロイヤルドルトンといえば、美しいフローラルデザインの代名詞。
こちらの”Vale”ティーセットは現代の陶磁器につながる一里塚、と言ってもよさそうですね・・。
(Buyer/AY)
価格(税込):
35,200
円
参考市場価格:
33,600
円
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LOCKON CO.,LTD.