ｳﾞｨｸﾄﾘｱﾝｽﾀｲﾙ ｿﾘｯﾄﾞｵｰｸ ｽﾓｰﾙﾓﾝｸｽﾍﾞﾝﾁ
19世紀後半､今から約150年前に製作された
ﾃｰﾌﾞﾙ兼ｱｰﾑﾁｪｱの英国伝統家具､“ﾓﾝｸｽ”ﾍﾞﾝﾁです｡
めずらしいｽﾓｰﾙｻｲｽﾞのｳﾞｨｸﾄﾘｱﾝﾃﾞｻﾞｲﾝになります｡
これは､ﾃｰﾌﾞﾙのｶﾃｺﾞﾘｰに入れるべきか､ﾍﾞﾝﾁのｶﾃｺﾞﾘｰに入れるべきか･･｡
どうでもいいことに､とても迷ってしまうｱﾝﾃｨｰｸです｡
ﾓﾝｸｽﾍﾞﾝﾁは､はるか昔の英国で生活上の必要性から生まれた機能型家具｡
座る､のせる､入れる､が､1つの家具でできてしまいます｡
もともと､ｽﾄﾚｰｼﾞ付きのﾍﾞﾝﾁ､として使われていた”ｺﾌｧｰ(櫃)”という､
ﾄﾗﾝｸ型の家具から派生したものと思われ､ｺﾌｧｰ同様､とても丈夫な材料が使われ､
造りも非常にしっかりとしています｡
ｺﾌｧｰといえば､古き英国の家庭で代々受け継がれていく､その家の｢顔｣ともいえる家具｡
毛布や食料品など､生活必需品をｽﾄｯｸする大切な家具なので､
長く使える質の良い家具であったことは当然のことでした｡
そんなｺﾌｧｰをﾍﾞｰｽとしたﾓﾝｸｽﾍﾞﾝﾁですから､品質の高さは折り紙付き｡
しかも､さすがにこの時代のﾓﾝｸｽﾍﾞﾝﾁともなると､家具としての質の高さだけではなく､
ｲﾝﾃﾘｱとしてのﾃﾞｻﾞｲﾝ性にも､かなり考慮がなされていますね｡
ﾃｰﾌﾞﾙの天板にもなっているﾁｪｱの背もたれには､表裏に美しい彫刻が彩られています｡
あたかも天板を立てて空間のｱｸｾﾝﾄとした､ﾁﾙﾄ式のｻﾊﾟｰﾃｰﾌﾞﾙのよう･･｡
また､本来ﾃｰﾌﾞﾙ天板を受けるためだけの台座も､ｱｰﾑﾚｽﾄとして美的に造形され､
人気の高いｳﾞｨｸﾄﾘｱﾝｽﾀｲﾙのﾊﾞﾗｽﾀｰﾃﾞｻﾞｲﾝで仕上げられています｡
ﾎﾞｯｸｽ型のﾍﾞﾝﾁは､もちろんｺﾌｧｰ的なｽﾄｯｶｰ機能を兼ねた伝統的な仕様で､
小振りなそのｻｲｽﾞは､現代のﾏﾝｼｮﾝのｴﾝﾄﾗﾝｽなどでもお役立ていただけることと思います｡
座れて､しまえて､置けて､飾れる･･｡
こんなにﾕｰﾃｨﾘﾃｨ性が高く､さらに､虎斑杢(とらふもく｡ﾄﾗ柄の杢目)の美しい､
ｿﾘｯﾄﾞｵｰｸの一級の家具が､これほど芸術的なｲﾝﾃﾘｱ性を持ちながらも､
ごく一般的な家具のﾌﾟﾗｲｽで販売されているなんて､
やっぱりｱﾝﾃｨｰｸって､ﾎﾝﾄにすごい｡
ﾃﾞﾆﾑがお勧めできない理由はどこにもありません･･｡
(Buyer/YM)
価格(税込):
220,000
円
参考市場価格:
210,000
円
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