ジョージアン チッペンデールスタイル マホガニー ティーキャディ


今から何と260年前!
1760年代、ジョージ3世の治世下、”アーリー・ジョージアン” の時代に製作された、
当時の高級ティーキャディ(お茶入れ)です。

ほぼ完全な当時のオリジナルコンディションをキープしている、
2世紀半以上前のスーパーアンティークになります。
かなり貴重な高級骨董です。

ただでさえ高価なジョージアン・アンティークですが、
その初期のものともなると、なかなかアンティークアイテムとしても、入荷してくることはまれです。

そんなアーリージョージアンのアイテムというと、当時の貴族階級では
マホガニー製のチッペンデールスタイルが人気の家具デザインでした。

美しい曲線と簡潔なフォルム、そしてシノワズリ(中国趣味)がこの時期の家具の特徴ですが、
こちらのティーキャディはまさにそれを反映している一品と思います。

当時このような高級茶器を持つことができたのは、ほんの一握りの上流階級。
デザインも素材も、まさに貴族仕様、といったところです。

しかもこちらの素材、現代ではすでに用材すら残っていない、家具史上最高級の中米産マホガニー、
幻の”スパニッシュマホガニー”の化粧材で構成されています。

製作されたジョージアンという時代は、世界の3大高級家具材、マホガニーの中でも、
歴史的に最も良質なマホガニー材が、英国に大量に輸入されていた時代。
ジョージアンの時代は、俗に「マホガニーの時代」と呼ばれています。

現代の最高級マホガニーといわれる、ホンジュラス産マホガニーが普通の一般材として扱われていた時代です。
その時代の最高級マホガニー材がどれほどの価値を持つものか、ご想像に難くないと思います。

その貴重なスパニッシュマホガニー材を、贅沢にも総無垢で使用され、
天面にはジョージアン特有のスワンネックハンドルによる華やかなゴールドのアクセント、
そして真正面中央部には、無関係者の侵入を硬く拒否する象徴のような、シノワズリのエスカッチョン(鍵穴飾り)・・。

内部のパーテーションや内蓋でさえスパニッシュマホガニーで構成されています。

今では考えられないほどの贅沢な作り。
当時のお茶がいかに貴重品だったかを示している、といえばそうなのですが、
その中にあっても最上級のティーキャディの一つだったことでしょう。

人類の生活文化史、という観点からすれば、申し分のない「お宝」です。

このような貴重品が、ごく一般的な庶民の手に渡ることが出来るようになった時代性に感謝しつつ、
それがこのデニムの手に渡ってきてくれた幸運に、感謝感謝です。

質実ともに、素晴らしい高級骨董と思います。

総無垢の構成ながら、すでに2世紀以上という歳月を経ていながらも、目立った歪みを見せることなく、
当時のままの端正なフォルムをキープし続けています。
無垢の工芸品という観点でもその製造品質はトップクラスです。

内部仕様も含め、おそらくはすべてが当時のオリジナルの状態ではないかと思われます。

さらにその木肌は260年という時だけが作り上げることのできる“パテナ(古艶)”を身にまとって、
より一層輝きを増しています。

現代ではまず復刻不可能な、「奇跡」のようなアンティークアイテム。
アーリー・ジョージアンのティーキャディ。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 121,000 円
参考市場価格: 115,500 円
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