ジョージアンスタイル クロッチマホガニー キドニーチェスト

今から1世紀前に製作された真の骨董、最高級マホガニーチェストです。
英国アンティークの中でもひときわ人気の高い、
“ジョージアンスタイル” ハイチェストの”キドニー”フォルムバージョンになります。
将来的な骨董的価値がとても期待できそうな高級アンティークです。
このタイプのチェストをお探しになってらっしゃる方は多いことと思います。
基本デザインは、英国伝統家具の「黄金期」と呼ばれた18世紀ジョージアン期のスタイル。
製作されたのが20世紀初期という時代性で、各時代の古典様式のエッセンスを取り入れたのでしょう、
不必要な装飾を持たずに、それでいて装飾性が高く、完成度の高いエクステリアデザインがなされています。
”キドニー”フォルムというアンティーク独特の形状ながら、シンプルでクセのないルックスですので、
和骨董や現代家具とも相性の良いデザインだと思います。
前パネルは高級材マホガニー独特の「炎」が立ち上がるような
”クロッチマホガニー”の「リボン杢」化粧張り。
天板は美しいマホガニー杢をもつ無垢板、
そして信じられないことに、見事なカーブを描く側板や背板も無垢板で構成されています!
足元はジョージアンらしいブラケットフット、
そして高級感ある、英国伝統の座金付き”リング”ハンドル・・。
いずれも18世紀のジョージアン・スタイルを継承しています。
特筆は引き出しの前板部。
”サーペンタイン”と呼ばれる「波」型の独特のシェイプラインです。
ふつうは同じ”サーペンタイン”でも、こちらのような中央が凹んだ”キドニー”フォルムではなく、
逆に中央が凸型になった形状、いわゆる”ボウ・フロント”(弓型)と呼ばれるフォルムが多いのですが、
理屈で考えれば、収納具として、凹んだスペース分の収納量が減るわけですから、
凸型が多いのは当然といえば当然。
にもかかわらず、この少数派のキドニーフォルムを採用しているのには、
よほどデザインにこだわって作られた、ということが想像できます。
イギリス17世紀・クイーンアンの時代から受け継ぐ伝統的なサーペンタインフォルムに固執したのでしょう。
しかも、総無垢材の家具で、このようなキドニーフォルムを成立させるのは非常に難しい。
現代のフラッシュ(中空合板)家具でも、このようなパーフェクトフォルムを造型するのは困難です。
製作する家具職人に強い製作意欲のあったことがうかがわれます。
ちなみにこちらの前板は、合板や曲げ板ではなく、無垢材の削り出しですよ。
非常に無駄な仕様、逆に言えば究極に贅沢な仕様です。
どの点をチェックしても当時のトップクオリティのこだわり仕様。
まさに”コレクティング・ファニチャー”と呼ぶべきチェストでしょう。
とても玄人好みの逸品かと思います。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
286,000
円
参考市場価格:
273,000
円
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LOCKON CO.,LTD.