アーリーヴィクトリアン サーカシアウォルナット レターボックス


今から170年以上前のイギリス・アーリーヴィクトリアンの時代に製作された、
コレスポンデンスボックス(文書箱)です。

”コレスポンデンスボックス”というよりも、レターボックスと言った方が正確でしょうか。
つまり大切な手紙などを保管しておく「私書箱」のようなもの。

こちらのボックスも、もともとは郵便物を整理保存するためのものだったと思われます。
鍵が付いていることでもお分かりのように、知られたくない、知られてはいけない手紙を、
ストックしておくことを目的につくられたのでしょう。

いずれにしても、頻繁に出し入れする、事務用途のレターボックス、
として使われていたわけではないことは間違いなさそうです。

つまり、前オーナーにとって大切な情報をしまっていた「宝箱」だったのでしょう。
でも、中身だけではなく、この「箱」自体も明らかに大切な「宝もの」ですよね、どう見ても。

外観の素材は、家具の高級材、ウォルナット。
それも、ヨーロッパ産の希少なサーカシアウォルナット(フレンチウォルナット)です。

その木肌は、今なおみずみずしく、ボディ全体が淡い艶に包まれています。

さらに、鍵付きの扉を開けてみれば、内側の仕切りにはソリッド・マホガニーが使用されています。

今では考えられないくらいの贅沢な作り。
というか、手間のかかった作り。

これだけの高級仕様、そうめったに見られるものではありません。

Eメールが主流となってしまった現代、
未来永劫、作られることもないでしょう。

とにかく、このようなお品を入手できたのは、何という幸運。
質実ともに、素晴らしい高級骨董と思います。

アンティーク上級者のコレクションとしてお勧めいたします・・。

(Buyer/AY)



価格(税込): 93,500 円
参考市場価格: 89,250 円
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