スーパークオリティ アーリーヴィクトリアン ローズウッド ワークテーブル


今から180年以上前、イギリス19世紀前半に製作された、ワークテーブルです。
直近ではソーイングボックスとして使用されていたものと思われます。

・・家具の躯体に広がる、自然が織り成すアート。
水面に墨汁を流し込んだような、見事な”ブラジリアン・ローズウッド”の「縞杢」をもつテーブルです。

アンティークらしい、少し赤みのある華やかな木肌・パテナ(色艶)がとても美しいです。

こちらは上部が2ドロワーのチェスト式になっていて、収納スペース兼テーブル、というデザイン構成ですが、
そのチェストの下部、ペデスタル(橋げた)構造の脚の間には、さらに引き出し式の収納庫が設けられており、
それは位置的に、上からモノがポンポン投げ入れられるような便利なフリーラックとなっています。

この下部の収納庫がなければ、普通の2ドロワーチェストなので、収納庫は後付けなのかと思いましたが、
構造的に見て、もともと最初から据え付けられていたものと思われます。
 
現代ではなかなか見かけることのない家具ですね。

でも、実はこのタイプの収納家具、”ワークテーブル”と申しまして、
アンティーク・コレクションの定番アイテムなんですよ。

こちらのテーブルもそうでしたが、下部の収納庫は、もともとシルクのギャザーなどで覆われていて、
”シルク・バッグ”と呼ばれている特徴的な収納スペース。
ワークテーブルを象徴するアイコン的なパーツ、ということですね。

18世紀の家具デザイナー、かの”トーマス・シェラトン”もお気に入りの家具だったとか。
シェラトンスタイルのワークテーブルが18世紀当時、多数作られたという記録もあります。

一般的に、このタイプのワークテーブルは、18世紀後半ごろから作られるようになったといわれています。

裁縫などをたしなむご婦人中心に人気が出て、特に1830年ごろから1860年ごろ、
貴族たちの間に普及が進んだといわれています。

こちらのワークテーブルは、まさにそんな人気のピークの中で作られた、
リアルタイムの家具、ということですね。

脚元デザインはアーリー・ヴィクトリアンらしい、前時代のリージェンシースタイルの影響を受けた、
シャープなエッジラインのアカンサススクロール・フットスタイル。

彫刻の彫り込まれた”S”字カーブは、当時の貴族家具ならではのデザインです。

収納部は編み物をされる方のツールボックスとして、かなり機能的に構成されています。

小物類は取り出しやすく上部の引き出しスペースに収納し、ちょっとかさばる「編み棒」や巻き糸などは
下部の”シルクバッグ”にまとめて投げ込んでいたのでしょう。
以前の所有者の方も、そんな感じに使われてたようです。
(下部に巻き糸が投げ込まれていました。)

ちなみに、使われている家具材ですが、
足回りはブラジリアンローズの無垢材、キャビネット部のパネルにはブラジリアンローズ単板、
そして内部はマホガニー無垢、というスーパーパイブリッド構成。

こんなゴージャスな仕様、見たことありますか?
アンティークでもなかなか見られない贅沢さです。

質実ともに、コレクターズアイテムにふさわしい逸品のワークテーブルとご紹介させていただきます。

一方では、「鍵付き」の収納庫、そして「キャスター付き」の移動可能なサイドテーブルという、
高い実用性も兼ね備えています。

「資産」としての価値を持ちつつ、実用アンティークとして、
日々のパートナーにもお役立ていただける素晴らしいコレクティングファニチャーです。

ぜひ、インテリア上級者の方にご提案したい、価値あるアンティーク家具になります。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 154,000 円
参考市場価格: 147,000 円
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