リージェンシー キューバンマホガニー ボウフロントチェスト


今から2世紀以上前に製作されたスーパーアンティーク、
リージェンシーの時代に製作されたマホガニーチェストです。

英国アンティークの中でもひときわ人気の高いコレクティングファニチャーになります。

高級アンティークとして、英”MILLER’S”社のプライスガイドで相場情報が確認できるクラスの高級骨董。
その骨董的価値は時代により上下はしますが、将来的に決して価値が失われることのない確かな資産です。

このタイプのチェストをお探しになってらっしゃるアンティークファンの方も多いことと思います。

基本デザインは、18世紀の英国伝統家具の「黄金期」、ジョージアン期のポピュラーなスタイル。

そしてその伝統デザインを受け継ぎ、さらに19世紀リージェンシー(1812-1820)独特の、
シャープなシルエットを取り入れた、当時の時代の最先端を行くデザインです。

とはいっても、現代にはふさわしくない特殊なデザイン、というわけではありません。

ジョージアンの家具らしく不必要な装飾を持たずに、
それでいて装飾性の高い、バランスの良いエクステリアデザインに仕上げられていますので、
結果としては現代家具ともコーディネイトしやすいシンプルでクセのないルックス。

和骨董やヴィンテージ家具などとも相性の良いデザインと思います。

そのような貴重なリージェンシーのリアルタイムなフォルムを、
さらに華やかに演出する、素材の彩りも、またすごいです。

引出し前面パネルは高級材マホガニー独特の、縞模様の”リボン杢”化粧張り。

それもかつて目にしたこともない、杢が横幅をまっすぐに貫いた貴重な仕様。
このようなストレートラインの長い杢が存在していたこと自体、驚きです。

またその色艶は、明らかに現代の最高級マホガニーといわれる、”ホンジュラスマホガニー”とは異質な素材感。

ホンジュラスとは比較にならないほど赤く、杢が美しく、目がつんでいます。
これが大航海時代に乱獲されてしまったという歴史上最高級のマホガニー、
”スパニッシュ・マホガニー”なのでしょう。

有名な”ジャマイカン・ウッド”や”キューバン・マホガニー”も、スパニッシュ・マホガニーの一銘柄。
未来永劫、もはや二度と入手することはできません。
間違いなく実現不可能な素材品質といえます。

天板にも一面にその美しいスパニッシュマホガニーのリボン杢が彩られています。

さらにその天板周囲にはストリンギング(線象嵌)とバンディング(帯状の化粧張り)で天面全体を装飾、
木口のエッジラインには丸みをつけ、その部分にもバンディングを施すなど、
装飾面でもとても手が込んでいます。

その他、細部をチェックすると当時の最先端のトレンドを取り入れていることがわかります。

リージェンシー家具らしい、外側に張り出した”スプレイ・ブラケットフット”デザインの脚元、
英国オリジナルの引き出し前板周囲の「玉縁」デコレーション、
ジョージアン期に流行した座金付きリングハンドルの引手アクセント・・。

まさにリアルタイムな生粋の英国”リージェンシー”チェストということができます。

そんなセールスポイント満載の高級骨董ですが、中でも特筆は引き出しの前板フォルム。
”ボウ・フロント”と呼ばれる「弓」型の独特のシェイプラインです。

イギリス・クイーンアンの時代から受け継ぐ伝統的なフォルムを受け継ぐデザインで、
現代のフラッシュ家具でも、このようなパーフェクトフォルムを造型するのは難しいのではないでしょうか。

どの点をチェックしても当時のこだわり仕様。
とても玄人好みの最高級アンティークチェストと思います。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 242,000 円
参考市場価格: 231,000 円
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