コールクロColclough BONE CHINA 22Piece ティーセット

イギリス製のアンティーク・ティーセットです。
今から50年以上前のボーンチャイナ(英国式磁器)になります。
※こちらはカップ&ソーサ6組、ティーポットおよびミルクジャグ&シュガーボウル各1、
ケーキプレート6枚、ブレッドプレート1枚の計22ピースのセットになります。
薄く、硬く、光にかざすと透光性があり、軽く指ではじくとキーンと金属音・・。
これが、ボーンチャイナと呼ばれるポーセリン(磁器)の特徴です。
こちらはそのボーンチャイナのティーセットで、白磁器にピンクのお花柄が上品な実用アンティークです。
バックスタンプは、”Colclough BONE CHINA”とあります。
コールクロColclough BONE CHINAは1890年創業の有名なイギリスの窯元。
イギリスの陶器産業の中心地、ロングトンLongtonのストークオントレントStoke-on-Trentにあった、
英国陶器製造の名門企業です。
以前にご案内させていただいた ”Vale BONE CHINA”というブランドも持っていました。
創業者ハーバード・J・コールクロは元ストークオントレント市長。
庶民派だった彼は、1930年代以前、ボーンチャイナが貴族や富裕層だけが購入できる高価な食器セットを、
庶民でも購入できるよう、1点から買い求めできるように変更しています。
そのことは、その後のボーンチャイナの普及に大きく影響したといわれています。
その後コールクロは、1940年代には”リッジウェイRidgway Potteries Ltd”という企業グループを買収します。
リッジウェイはロイヤルの称号も得ていた、由緒あるそして沢山の賞も受賞した、やはり英国陶器の名門企業。
1953年よりValeブランドは”Royal Vale”と名を変えています。
1960年代に入ると陶器業界の再編が進み、コールクロはロイヤルドルトンRoyal Doultonと合併。
20世紀終わりには構造不況の影響もうけ、1996年、コールクロブランドは生産を終了しました。
現在、ロイヤルドルトングループはウェッジウッドの傘下に入っています。
・・ロイヤルドルトンといえば、美しいフローラルデザインの代名詞。
でも、陶器業界が華やかなりし時代には、多くの名窯が
人々を魅了するフローラルデザインを競い合っていました。
そしてその名窯たちは一時代を築き、
その時代を生きるたくさんの人々の心を癒してきました。
こちらの、大切に受け継がれてきたコールクロのティーセットは、
まさにそのような時代に作られたヴィンテージ品。
遠い半世紀前の、古き良き時代をしのんでいただければ幸いです・・。
(Buyer/AY)
価格(税込):
30,800
円
参考市場価格:
29,400
円
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LOCKON CO.,LTD.