オールドクイーンアンスタイル スーパーカービングマホガニー デュエットスツール


今から40年ほど前、イギリスで製作されたダブルサイズのピアノスツールです。

こちらはリプロダクション(復刻家具)モデル。
ユーズドクラスになりますが、素材品質や本格的なデコレーションなど、
アンティークに引けを取らない品質です。
価値ある骨董、というべき名作椅子かと思います。

現代の家具製作において、ここまで芸術的に仕上げるにはおそらく、
エジプトやインドなどの職人に製造を委託している可能性があります。

デザイン的には明らかに英国のものですが、これほどの工芸品レベルの域になると、
イギリス国内の職人が製作したのでは、コストが見合わなくなると思われますからね。

それほどまでに美的レベルの高い椅子。
いや、「椅子」ではなく、きちんと“スツール”と呼ぶべきですかね。

もともとスツールは、中世ヨーロッパの貴族階級においては、
背もたれのある「椅子」とはやや見方が違っていましたから・・。

スツールはどちらかといえば実用性よりも装飾性が重視され、
ある意味ではステイタスのシンボルとして位置づけられていました。

そもそも太古の昔より、スツールは人類が初めて製作するようになった「椅子」ですので
“チェアChairs”が持っていた「権威性」がスツールはどんな椅子よりも強かったのだろうと思います。

このスツールについていえば、
17世紀クイーンアン様式の初期のころのデザイン・フォルムを忠実に再現した復刻家具。

クイーンアン当時に流行した、ロココ様式の“カブリオールレッグ(獣脚=猫脚)”が特徴的ですね。

本来のS字カーブを描くロココの猫脚に、ロココの象徴 ”ロカイユ” のデコレーション。
帆立て貝の紋章やCスクロール、アカンサスなど、代表的な装飾が満載です。

こちらはおそらくピアノを弾かれる方のために作られた、と思われるデュエットサイズ。
素敵な貴婦人がピアノを演奏されているのがイメージされます。

そして、何よりも特筆はその素材品質の高さ。

明らかに現代の一般的なホンジュラス産マホガニーよりも色に深みがあり、
繊維の密度が高く表面がなめらかでつやがあります。
軽く硬く、1世紀もの時を経ていながらも変形が全く見られません。

アンティークの時代のスパニッシュマホガニーのようなクオリティです。
一体このようなマホガニーが現代でどのようにして入手できたのでしょうか?

おそらくはイギリスの大手の家具メーカー品と思われますが、
相当な高級ラインの商品であることに疑う余地はありません。

何もかもが素晴らしすぎる、現代に作られた希代の名作椅子と呼ばせていただきます・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 71,500 円
参考市場価格: 68,250 円
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