Titchmarsh & Goodwin チューダースタイル オーク ミニチュア コートカップボード


今から1世紀近く前、20世紀前半のイギリスで製作された、チューダースタイルのコートカップボードです。

イギリス伝統のコートカップボードといえば、大きくどっしりとしたサイドボードのイメージ。
対してこちらは、デザインこそほぼコートカップボードのスタイルを踏襲しておりますが、
かなり細めのミニチュアサイズ。

でも、この風格・・サイズ以上に大きく見えます。

しかもヴィンテージクラスに近い、若めのアンティークながらこの容姿ですから、
さらにあと半世紀後、どのように育っていくかががとっても楽しみです!

デザインのベースは、英国17世紀”チューダー”様式の伝統デザインを色濃く受け継いだ、”ゴシックリバイバル”。
重厚感あふれるデザインがそのサイズ以上に大きさを感じさせます。

こちらは17世紀当時のコートカップボード(収納庫)を模した、20世紀のリプロダクション(復刻家具)です。

目を引く前面パネルのゴシック風レリーフは素晴らしい出来ですが、
20世紀ものらしく必要以上に豪華すぎることはありませんよね。
近代インテリアにお合わせいただける程度には若干デザインを抑えられています。

このあたりのフィニッシュは実際に製作された時代性によるものでしょう。
そしてそして・・現代の家具ではありえないような、良質なオーク材の「虎斑杢(とらふもく。トラ柄の杢目です)」・・。

ダークな木肌を引き締める、黒光りのパテナ(古艶)がグラデーションとなって、
虎斑とともに、わざとアンティーク風に傷をつけたエイジング加工も、より一層時代感を盛り上げています。

実用家具としても良くできていて、良材で構成されたしっかりとした躯体は、
総無垢のボディを半世紀もの間、歪みなく端正なフォルムに維持しています。

率直に質の良い高級家具、とご案内申し上げます。
メーカーは不明ですが、かなり著名な高級家具メーカー品と思われます。

おそらくですが、ドアパネルのアーケードデザインの彫刻から見て、
デニムでは、イギリスで高級家具と名の知れた、
”ティッチマーシュ&グッドウィンTitchmarsh & Goodwin English”のメーカー品、と推測しています。

それにしても、こちら、どう見ても100年物のアンティークですよね・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 132,000 円
参考市場価格: 126,000 円
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