ジョージアン オールドコッパー スペシャルメイキング ケトル

かなり古い時代、ジョージアンの頃のコッパー(銅)製ケトルです。
英国コレクターにより長年保存されていたものです。
“コッパー”(銅)の調理道具、今でも人気ありますよね。
何でも、銅イオンという殺菌作用があるらしく、
水道水を入れておくだけでも塩素が分解されておいしい水になるそうですし、
また熱が伝わりやすく、中の調理材料に均等に熱が伝わるため、
銅の調理道具でつくった料理は、ひときわおいしい(らしい)です。
でも、そんな生活の知恵が、何百年の昔から知られていたとは。
昔の人たちは本当にすごい!
ところで、こちらは18世紀後半、英国ジョージアンの時代に作られたものです。
今から250年近く前のもの、ということになります。
コッパーケトルは一生もの、ということを言われますが、
いくら何でも、ね。
信じられないほど、大切に使われていたんでしょうね・・。
コレクターズアイテムとして歴代のコレクターたちに受け継がれてきたもの、
ということは容易に想像がつきますが、それでもよほどの愛着がない限り、
これほど古いものが残っていたりはしませんよね。
実際、こちらは英国サンダーランドのアンティークオークションハウスにて落札されたものを、
デニムが譲り受けましたが、この数十年で最もデザインの優れたコッパーケトル、と評価されていました。
確かに価格的には、「世界一高いやかん」といっても良さそうですが、
デザイン性には納得の評価。
歴代のコレクターたちが愛でてきたのも、当然といえるでしょう。
尚、こちら、ティーポットとしてはごく一般的なサイズです。
3〜4人分くらいでしょうか。
重いというほどではありませんがずしっとした重量感はそれなりにあります。
胴体はいわゆる赤銅色で、不純物のないピュアな銅のようです。(銅線の色ですね。)
手に触れる取っ手やふたのつまみは、真鍮に素材が切りかえられています。
そうすることで熱を伝わりにくくしているんだと思います。
骨董品ですので実用品ではありませんが、
そのようにして考えて作られてきた特別なメイキングシーンをイメージするのも、
アンティークファンの楽しみの一つですね。
素晴らしい知恵、きめの細かいものづくり、ジョージアンらしい高貴なデザイン、
そして、人々の愛着を受けてきた容姿・・。
へこみや小傷もデザイン上のアクセント、かなり美しいアイテムと思います。
そういえば少し前に、2040年に銅が枯渇してしまうと騒がれていましたね。
もしかすると、お安かった、と思う時が来るかもしれません・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
84,150
円
参考市場価格:
99,000
円
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