BERRY & WARMINGTON ハバダッシュリー 20ドロワー グラスキャビネット


20世紀初頭、イギリス1920年代に製作された、ハバダッシュリー (洋品小物類)キャビネットです。
コレクションクラスの20ドロワートールキャビネットになります。

イギリス・アンティーク上級者の方でしたら、
ご覧になったこともあるかもしれませんね、このキャビネット。

アパレル系のショップディスプレイなどによく使われていて、
結構人気の高いアイテムです。
イギリスのアンティーク・オークションでは常連クラスのアイテムといっても良いかもしれません。

メーカーは、”ベリー アンド ウォーミントンBERRY AND WARMINGTON LTD.” 。

20世紀前半にイングランド北西部、リバプールにあったマニュファクチャーで、
それなりの規模の会社だったようですが、企業買収により会社自体は20世紀半ばには消失したようです。

医療用器具で有名な会社だったようですから、
おそらくもともとは、病院などで使われていたカルテやカードなどのファイリングキャビネットとして、
オフィス家具用途に使われていたものだったと思われます。

あるいは・・かっちりとしたまじめなスタイリングですから、
図書館などの公共施設などでも使われていたかもしれません。

どちらにしても、当時の事務スペースに設置するウォールキャビネットですから、
相当に高価なオフィス家具だったことは確かですね。

デザインは直線基調のフォルムにミディアムなオークカラー。
ブリティッシュ・トラディショナルな一品です。

製作されたのがアールデコ前後という時代性で、デザインはかなりモダナイズされてしまっておりますが、
それでも英国の伝統的な家具様式は、このキャビネットの中にも確かに息づいています。

“ジャコビアン”の“フィールデットパネル”(浮き出し羽目板)を彷彿とさせる前面ガラスデザイン、
そしてガラス窓の16杯の引き出しを、重厚な4ドロワーで支える2段構造は、
まさに18世紀英国ジョージアンの“チェスト・オン・チェスト”スタイル・・。

機能的なウォールキャビネットですが、さすが、英国家具!
味気ないスチール家具とは一線を画す、英国家具作りの伝統が脈々と受け継がれています。

北欧やイタリア製にはない、
英国家具の血統を感じる一品です。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 495,000 円
参考市場価格: 472,500 円
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