ジョージアンスタイル クロッチマホガニー チルトアップ&ローテイト バードケージテーブル


イギリス1970年ごろに製作された“トライポッド(三脚台)”のワインテーブル/ティーテーブルです。

とても上品なテーブルです・・。

何もかも、「まず美しく」をポリシーに製作されたことが
想像させられる、そんなプロポーションです。

デザインのモチーフは18世紀ジョージアンのトライポッド(三脚台)スタイル、チッペンデール様式。

必要最小限にコンパクトにまとめられた、ウェーブエッジの正円型テーブル形状は
お部屋の隅で空間のアクセントとして活用いただけると思います。

このテーブルについていえば、20世紀後半につくられたリプロダクション(復刻品)。

いろいろな機能が盛り込まれたこちらのテーブル、さすがに現代家具、と思われるかもしれませんが、
こうした機能は全て18世紀当時からのオリジナル機能なんですよね。

メインのお写真のように、こちらのテーブルにはチルトアップ機能があり、
天板を90度立ちあげることができるので、使わないときには省スペースで室内に配置可能。

さらに”バードケージbird cage”という「鳥かご」状のサポートを持つ回転軸があり、
天板は360度回転いたします。

この「中華料理店」のような回転機能を持つテーブル、
ティーサービスの時にはとても便利にお使いいただけます。

しかもさらにすごいのは、チルト&ローテイト機能を持ちながら、
天板を固定している「かんぬき」を外せば、天板と脚に分解できてしまうところ。

普通の家具製作者だったら、こうした3つの機能はテーブル全体の剛性や耐久性を考え、
それぞれ別に持たせるように設計すると思います。

ところがこのテーブルの場合には3機能/ワンパッケージの「三位一体」。

それがなんと、200年以上前に考案されたオリジナル設計、というわけですから、
何をかいわんや、ですね。

さらにさらに、こうした高いユーティリティ性のあるテーブルを、
これほどの美的なデザインにまとめ上げる、家具としての完成度の高さ。

やはり、こうしたことこそが、ジョージアンの家具が「英国家具の黄金期」、
といわれる所以なのでしょう。

・・三またのフットスタイルや、天板“スカロップ”エッジのウェーブなど、
随所に盛り込まれる高級家具の「証し」。

今では現代のPL法がこのような、危うい「三つまた」テーブルをこの世から抹消してしまいましたが、
過去を振り返れば、まだまだ私たちを楽しませてくれるアイテムは数多く存在しているのですよね。

ぜひ後世に引き継いで行っていただきたい逸品です・・。

(Buyer/AY)



価格(税込): 66,000 円
参考市場価格: 63,000 円
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