アーコールERCOL No358 ウィンザー デイベッド シングルフレーム


今やイギリスアンティークの超・人気ブランドとなった、アーコールErcol社製のヴィンテージファニチャー。
その中でも、こちらはめったにお目にかかれないマニア垂涎モデル、”358 ウィンザーベッド” になります。

ウィンザーベッドは、現在ではアーコール社の商品ラインアップに存在していません。
ただ、ウィンザーベッドにはもともと3つのラインアップがあり、そのうちの1アイテムは
今でも作られ続けている超・人気モデルです。

アーコールマニアの方ならご存知でしょう、ウィンザーベッドの3つのラインアップとは、
”355 スタジオカウチ(背もたれ付き)”、”357 ウィンザーベッド(フットボードなし)”、
そしてこちらの ”358 ウィンザーベッド(フットボードあり)”。

フレームをすべて共通する、いわゆる「三兄弟」のラインアップになります。

今でも作られ続けているのは、”355 スタジオカウチ(背もたれ付き)”。
有名なアーコールオリジナルのロングセラーモデルになります。

これらのウィンザーベッド「三兄弟」の歴史は古く、さかのぼること半世紀以上前、
1956年のカタログにはすでに登場しています。

旧来のウィンザースタイルに英国伝統の”ダブルシェーズロング”のフォルムを組み合わせた、
そのデザインの先進性もさることながら、
何よりも、シェーズロングと言えばクラシカルな「高級家具」が常識だった時代に
むき出しの無垢フレームにワックスフィニッシュ、という大衆向け機能家具に仕上げたことが、当時は画期的でした。

ヨーロピアンビーチの良材で構成されたヘッド&フットボードのスポークは見事なループを描き、
1950年代、アーコール社がオリジナルのウィンザーデザイン商品として、
自信を持って世に送り出した商品であったことがうかがえます。
当時のアーコール社のフラッグシップモデルだったことでしょう。

その後、1960年代までは、この3ラインアップが続いていましたが、
1970年代になると、”357 ウィンザーベッド”と、”358 ウィンザーベッド” はカタログからドロップ。

”355 スタジオカウチ” のみの1アイテムの展開となりました。

まあ、”355 スタジオカウチ” は、背面パネルの背もたれが、脱着式となっていて、
外せば、”357 ウィンザーベッド” や ”358 ウィンザーベッド” と同じになるわけですから、
商品ラインが整理されていく段階で357と358が消えていってしまうのは無理からぬことといえますね。

今では、”355 スタジオカウチ” の美しいフォルムばかりが脚光を浴びていますが、
そもそもはアーコールが持つ当時の最先端技術を結集して誕生させたフラッグシップモデル、
ウィンザーベッド三兄弟の1アイテムだった、というわけなのです。

”355 スタジオカウチ” についていえば、その評価は陰ることはなく、
現在でもアーコール社のウィンザーシリーズの代表作として君臨しています。

驚愕するのは、その価格。
現地価格もさることながら、新品の ”355 スタジオカウチ” は何と、日本の販売価格が70万円超!

ユーズドのヴィンテージモデルでも、プレミアがついて国内外で50万〜60万円ほどが相場となっています。

”357 ウィンザーベッド” や ”358 ウィンザーベッド” のシングルベッドモデルも、
355と同じようにカウチとして使えることから、同様に価格は高騰。

デニムではこちらのウィンザーベッド、できる限り低めの価格に設定させていただきましたが、
それでも、まず見つけることはできない1950年代の初期モデルのヴィンテージアーコール。

希少性では現行品のスタジオカウチよりもはるかに上ですから、やはり高級家具のレベルになりましたね。
ご容赦ください・・。

プレミアムモデルで、かつ、グッドコンディションのウィンザーベッド。

おそらく355ではなく、357でもない、 ”358 ウィンザーベッド” をデニムでご紹介できるのは、
これが最初で最後になるかもしれません。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません。
ご決断は今のうちに・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 396,000 円
参考市場価格: 378,000 円
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