チッペンデールスタイル クオリティマホガニータペストリーアームチェア

イギリス・アールデコ、1920年頃に製作された、この時代にしては珍しいチッペンデールスタイルのアームチェアです。
現地情報では1919年ごろの製作、というヒストリー付きでしたので、
おそらくそうなのでしょうけど、どう見ても19世紀後半のヴィクトリアンチェアに思えてしまいます。
多分、19世紀から続く老舗工房の作品だったので、前時代のデザイン、工法でつくられ、
ほぼヴィクトリアンチェアと変わらない仕上がりになったのではないでしょうか。
基本的なデザインはクイーンアン系の初期チッペンデールデザイン。
「花瓶」状の背もたれをもつこのデザインは、現代でもアメリカやアジアなどの、
クラシック系高級チェアに良く見られます。
素材は当時の英国貴族が好んだ中米産と思われるスパニッシュマホガニー材で、
彫刻はアールデコの時代とは思えないほど、細かく細工が施されています。
つくりも機械生産が発達しつつあったこの時代にしては、
大変丁寧で、明らかに一点一点、手加工で仕上げられたオーダーメイド品です。
素材も素晴らしく良質な銘木のマホガニー材なのでしょう、
見事な技術で、ぎりぎりまで極細にシェイプし演出、そのフォルムを1世紀もの間、キープしています。
総無垢の割には変形やダメージは見られないですし、製作者の技術精度の高さも伺えます。
長年の経験に裏打ちされた、極めて一流、かつ独創的な「匠」の作品だと思います。
残念ながら、この時代に、誰がデザインしどこで製作されたものかは情報がありません。
がしかし、きっと外観から見て高級階級の貴婦人のために、特注されたものであることは間違いはないでしょう。
これこそ文字通り、“無銘の名作椅子”と胸を張ってお奨めさせていただきます!
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
77,000
円
参考市場価格:
73,500
円
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LOCKON CO.,LTD.