トーネットTHONET No4611 ベントウッド ハイスツール SH55


大変珍しいトーネットTHONETのコレクションアイテムが入荷しました。
1900年前後にポーランドで英国向けに製作された、トーネットのベントウッドハイスツールです。

トーネットTHONET社については、以前にもご紹介しましたね。

19世紀半ばにビーチ(ぶな)材の「曲げ木」技術を開発、
その開発した椅子の中でも“No.14”と呼ばれる最量販モデルは、以来1世紀半もの間に、
ミリオンセラーどころか2億脚!ものアイテムを生産したといわれています。

間違いなく世界で最も多くの椅子を作った家具メーカーになります。

このスツールは、その最大のヒット商品“No.14”とは違った、独自サイズのパーツをベースに、
アンティークだけに見られる“リングストレッチャー”(4本の脚をつなぐリングです)を採用したスペシャルなモデル。

“No.14”とはちょっと違ったシンプル&スタイリッシュなルックスに仕上がっています。

とはいっても、1900年ごろのカタログに掲載されている、
レギュラーモデルの1つ、だったんですけどね。

ただ第2次大戦前まではレギュラーに作られていたモデルと思いますが、
今ではめったにアンティークマーケットに出てくるものではないので、
今ではマニア垂涎のレアモデルの1つです。

トーネット社は、このスツールの作られた1900年当時、オーストリア、ドイツ、ポーランド、チェコ等、
ヨーロッパに7つもの主要な工場を保有し、大規模にベントウッドチェアを製造していましたが、
こちらは刻印の書体から見て、中でも、最もベントウッドチェアに最適なぶなの木(ヨーロピアンビーチ)が採れる、
といわれていた、初期のポーランド工場で製作されたものと思われます。

そういわれてみれば、フレームが全体的にふくよかで、力強い感じがしますね。
良いぶなの木だからなのでしょう・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 27,500 円
参考市場価格: 26,250 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


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