スーパークオリティ エドワーディアン インレイ ローズウッド&マホガニー キャビネット


今から100年以上前、19世紀末から20世紀初めに製作された、
見事なマーケットリーインレイローズウッドのアンティークサイドボード/キャビネットです。

おぉ、何という美しさ・・。
そしてこの、艶やかに輝く、黒っぽい「縞(しま)杢」は・・。

そう、ご想像の通り、別名「木の宝石」ともいわれる“ローズウッド”材です。
それも、“ブラジリアン・ローズ”と思われる貴重な銘木が使用されています。

何という、幸運な巡り合いでしょう、このようなアンティークが入荷するとは・・。

良質なローズの躯体は、ご覧の通り縞模様の木目も美しく、
ナチュラルに輝くミディアムブラウンカラーのすばらしいマテリアルです。

さらに前面には、マーケットリー・インレイ(絵画調象嵌)の卓越した描写で彩られ、
ローズウッドの「味わい」深さに、華やかさが演出されています。

前オーナーも大事にお使いになられていたのでしょう、
目立ったダメージもなく、木肌には良く磨き上げられた良好な古艶があります。
アンティークとしてはトップレベルの風合いです

デザインはイギリス国王、エドワード7世(在位1901〜1910年)の治世下、
クラシカルな伝統様式“エドワーディアン”スタイルになります。
それも後年につくられたリプロダクションではなく、
その当時、リアルタイムにつくられた本物の“エドワーディアン”ファニチャーです。

エドワーディアンスタイルは18世紀のシェラトンスタイルがベースになった古典様式で、
スレンダーなシルエット、格式あるシャープなライン、華麗なオーナメントデコレーションなどといった
高級感あふれる貴族的な特徴をもっています。

そしてこのキャビネットは、そんなエドワーディアンスタイルに、
前時代のヴィクトリアン様式の影響も残したデザイン。

”ボウ・フロント”と呼ばれる弓型の中央部やスレンダーなカブリオールレッグ(獣脚)は、
ヴィクトリアンの貴族家具に良く見られた家具デザイン。

さらに、“マーケットリー”と呼ばれる絵画のようなインレイ(象嵌)、全身を引き締めるストリンギング(線象嵌)、
バランスのとれた天飾りのあるトップデザイン、といった作られた時代の最新トレンドを取り入れ、
見事に調和をさせています。
当世最高の仕上げぶりです。

また蝶番(ドアヒンジ)、鍵穴飾りの小さな金具にまで英国伝統の様式デザイン、というこだわりよう。
内部の見えない構成材にさえ、家具の最高級材、スパニッシュマホガニーが使用されている徹底ぶりです。

スペースデザインや棚板などのディテール部分の素材構成にいたるまで、
雰囲気作りの工夫が見られ、家具としての完成度は超・一級品!と思います。

この家具がこんな手の届くところにあるとは・・。
数年前だったら、世界的なオークションハウス、クリスティーズやサザビーズで見かけても
全く不思議には思われないほどのクオリティです。

出会われた方は「一期一会」の出会いを感じてください。
デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 242,000 円
参考市場価格: 231,000 円
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