クイーンアン イングランドオーク オールドドレッシングデスク

今から何と! 300年以上前!
英国17世紀末から18世紀初期にかけて製作された、
クイーンアンまたはアーリー・ジョージアンの時代の、正真正銘のスーパーアンティークです。
英国家具史の中でも、最も素材品質が高かったといわれている時代の、
ハイクオリティなレディースデスク/ドレッシングテーブルになります。
え?
そうは見えない?
いや、でも、そうなのです。(汗)
シンプルなスクエアフォルムに、みがけばみがくほど艶の出る良質なオーク材が使われた、
一見カントリー風のこの家具、1600年代末から1700年代初期にかけて、
貴族たちの間で大変流行した、典型的な化粧卓子(小ぶりなドレッシングテーブル)。
当時の最先端の貴族家具でした。
このタイプの家具はその後も長く人気が続き、
後年、リプロダクション(復刻家具)が多く作られ続けてきましたが、
こちらの個体はリアルタイムな時代に作られた、まぎれもない「本物」。
その「歴史性」を身にまとった存在感の大きさがリプロとはケタ違いです。
デザイン的に見ると、アーリー・ジョージアン(ジョージ1世George I:1714-1727年)の時代っぽく見えますが、
つくりや質感などは、アーリー・ジョージアンよりもさらにひと時代前、
クイーン・アン(アン女王Anne Stuart:1665- 1714年)の時代の家具のようにも見えます。
もしかすると、表示の”1700年代”よりもさらに2〜30年ほどさかのぼり、
1680年ごろの家具の可能性もあります。
だとすれば当店の歴史の中でも、いえ、日本の骨董家具業界の中でも、最古級の家具になります。
いずれにしても、マホガニー材が輸入され始める時代の1720年代以前、
およそ300年は経過しているであろうことは、間違いないものと思われます。
このクラスのスーパーアンティークはアンティーク収集家たちの中でも非常に人気があり、
残存数も限られているうえに手放す人も少ないので、なかなかマーケットには出てきません。
“ミッド・ジョージアン”(18世紀後半)やレイトジョージアン(19世紀初期)になると
多少タマ数も増えてくるようですが、こちらのようなリアルタイムなクイーンアンデスク、
という事になれば、本当に市場に出てきただけでも珍しいものと思います。
・・“ミッド・ジョージアン”(18世紀後半)以降、19世紀前半のアーリー・ヴィクトリアンのころまで、
英国家具は歴史上、世界最高水準の家具を手工業生産していた、といわれており、
特に18世紀は、「英国家具の黄金期」と呼ばれるほど、
ハンドメイド家具の製作技術水準がピークに達していた時期でした。
しかしながら、このシンプルなデスクは、そんな「英国家具の黄金期」を迎える前の「胎動期」に製作されたもの。
ジョージアンの家具に比べればプリミティブな印象は否めませんが、
その手間の掛け具合、素材品質の高さでは、歴史上、最高だった「英国家具の黄金期」すら
上回ると思えるほどのものでした。
家具に少しでも造詣のある方であれば、お写真でも十分にその価値の片鱗はお感じいただけることと思います。
う〜ん、これはもう家具というよりも、一つの歴史的な「生活文化遺産」ですね。
大切に未来へと残していかなければならない「記憶」の一里塚・・。
ということで、次の世代へと長く、この人類の遺産を引き継いでいっていただける方、
ぜひご連絡お待ちしております。
(Buyer/AY)
価格(税込):
121,000
円
参考市場価格:
115,500
円
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LOCKON CO.,LTD.