ジョージアン クオリティマホガニー 3ターンテーブル ダム・ウェイター


コレクションアイテムとして名高い、”ダム・ウェイター”と呼ばれる、
3段テーブルです。

”ダム・ウェイターDumbwaiter(寡黙なウェイター)”は、18世紀ジョージアンの時代に流行した、
主に“トライポッド(三脚台)”タイプの2〜3段棚式テーブルの俗称です。

ティータイムやホームパーティで、人間の給仕(ウエイター)の代わりに、
デザートやティーセットを乗せてお客様にふるまう、そんなサービス用のテーブルとして
使用されていたことが名前の由来です。
イギリスらしいウィットが感じられるエピソードですよね!

使用用途からもお分かりの通り、これはある程度の身分の家柄だけでしか必要とされなかった家具。
逆に言えば、リアルタイムに使われていたダム・ウェイターは、ほとんどが、
お抱えの家具職人に作らせた高級調度品だった、ということ。

そんなわけで、その品質の高さがお墨付きのダム・ウエイターは、
イギリスアンティークの中でも、代表的なコレクティングファニチャーとして知られています。

特にリアルタイムなジョージアンものともなると、英国本国でもなかなか見つけにくくなったアイテムの一つ。
デザインが良く、良質のマホガニー製のものは3,000ポンド以上の値が付くこともあります!
※現在1£=約205円

価格が高騰するのは、もともと流通数が少ないうえに、現代ではほぼ作られていないから。
現代のPL法により、「3つまた1本柱」のデザイン家具は、その数を激減させてしまいました。

しかしながら、このような危うい「三つまた」テーブルは、
その機能美を備えた美しいシルエットに今でも根強い人気があります。
ごく限られたイギリスの高級家具工房にはなりますが、
現在も細々とトライポッドテーブルの製作は伝統工芸として作られ続けられています。

ただし、さすがに本来のダム・ウェイターともなると、
3段のテーブルがそれぞれくるくると回転する高機能家具。
その製作の難易度の高さがコストに見合わないのでしょう、
ほぼ20世紀以降の近代家具でみることはなくなってしまいました・・。

そんな、ダム・ウェイターの商品事情の中、こちらの個体は、といえば、
正真正銘、リアルタイムなジョージアンのマホガニー製。
数年前でしたら、高くてちょっと手の出なかった高級骨董です。

「農夫のジョージ」と呼ばれ、質素なデザインが流行していた時代の家具らしく、
まさにど真ん中のジョージアン伝統デザイン。

素材のマホガニーも、現代の最高級マホガニーといわれる”ホンジュラス・マホガニー”が、
ごく普通の一般だった時代の最高級マホガニーが使用されています。

明らかに”スパニッシュ・マホガニー”と呼ばれる、赤みの強いきめの細かな銘木。
”キューバン・マホガニー”かもしれません。

赤銅色のボディに、古艶が深まった250年クラスのスーパーアンティークながら、
奇跡的ともいえるエクセレントコンディションで入荷してまいりました。

これほどの華奢な構成でありながら、天板の反りや支柱の歪みなど、
信じられないことに、ほとんど見られません。

もちろん、厳密には反りや歪みはあるとは思いますが、2世紀半経過した天然木無垢の家具が、
完全な実用家具として存在していること自体に驚愕いたします。
普通なら朽ち果てていてもおかしくない歳月です。

格別、長く大切に扱われてきたのでしょう。
ぜひかつての人類の生活文化遺産として、後世に引き継いで行っていただきたいお品です。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/AY)



価格(税込): 220,000 円
参考市場価格: 210,000 円
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