ジャコビアンオーク ツイスト フォールディングテーブル


イギリス1920年代に製作された、オークの質感が素晴らしいチルトトップ式コーヒーテーブルです。

天板が縦にチルトアップするチルトトップテーブルは、
18世紀ジョージアンの時代から普及したように思われます。

世界初の家具デザイナー、“トーマス・チッペンデール”が好んだ
”サパーテーブル”は、その当時の代表格といえるでしょう。

ただ、サパーテーブルには”ラッチ”式の特殊な金具が必要。
水平にした天板がひっくり返ってしまわないように、押さえておく機構が必要ですからね。

一方、こちらのような「十字」に広げた脚に乗せることでチルトさせる天板ですと
天板を水平に押さえておくラッチ金具の必要はなし。

小さな天板のテーブルをチルト式にするためには良く工夫された合理的な仕組みと思います。

反面、がたつきや動作不良を起こさないような製作精度が必要になりますから、
それなりのレベルにある家具工房が作ったことでしょう。

基本的に、腕自慢の家具工房になればなるほど、安易に金具を使った製作を避け、
このような少々難易度の高い家具製作を好む傾向にありますから、
商品品質としては、腕の良い職人が手掛けた間違いのないテーブルといえます。

デザイン的にも、ご覧の通り、アールデコの時代に作られたとは思えないなかなか本格的なもので、
17世紀のイギリス・バロック様式を髣髴とさせる、バランスの良い造形となっています。

ペデスタル(橋げた状)な剛性感ある脚部構造、彫りの滑らかなツイストレッグ、
そして永い間大切に扱われてきたことを示す“ジャコビアンオーク”の木肌が、
このテーブルの「格」を明らかに物語っています・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 55,000 円
参考市場価格: 52,500 円
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