ミッドヴィクトリアン ローズウッド フローラルプチポワン フットスツール


今から170年以上前の英国19世紀中盤、“ヴィクトリアン”中期に製作された、
コレクションクラスのフットスツールです。

淡いピンクベージュベースに、カラフルなお花柄タペストリー座面が、
とてもかわいらしい印象のスツール。

殺風景なフロアには華やかなアクセントです。

こうしたイギリスのタペストリーは、その生地だけでも、
ヴィンテージファブリックとして一定の価値が存在します。

木部のフレームは、骨董家具独特の、”ブラジリアン・ローズウッド”。
西欧アンティークだけにみられる銘木です。

しかも、木部の躯体は全て無垢仕様という贅沢さ。

無垢のローズウッドは、高価で入手も困難である一方、
非常に硬い材質で、加工が難しく、職人泣かせの材料でもあります。

したがってこちらのスツールは、当時でもある程度の技術レベルにあるワークショップでしか
作ることのできなかった逸品、といえるでしょう。
きっと良家の依頼で、お抱えの家具工房に作らせた、当時の1点ものだったものと推測されます。

デザインは、19世紀初期のリージェンシー様式風ヴィクトリアン・スタイル。
一見、「亀」のようなフォルムですが、よく見れば19世紀前半に流行していた、
リアルタイムな古典様式の本格的な造型です。

家具としては小さくて、ちょっと見逃してしまいそうなフットスツールですが、
でも、このざっくりと編み込まれたセンスの良いタペストリーと、
このしっとりとした質感の「縞杢」ブラジリアン・ローズは、フロアに置かれた”アクセアリー”のよう。

最高級のコレクティングファニチャーとも言っても過言ではないでしょう。

こんな小さなボディですが、見所満載。
「脚置き」にするには、ちょっともったいない、かな。

本物の価値を知るアンティークファンの方に、ぜひ・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 49,500 円
参考市場価格: 47,250 円
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