ｸｲｰﾝｱﾝｽﾀｲﾙ ﾊﾞｰﾙｳｫﾙﾅｯﾄ 4ﾄﾞﾛﾜｰｽﾓｰﾙﾁｪｽﾄ
20世紀中盤､第二次大戦後に製作されたと思われるｳﾞｨﾝﾃｰｼﾞｸﾗｽのｽﾓｰﾙﾁｪｽﾄです｡
英国ｱﾝﾃｨｰｸの中でもひときわ人気の高い､
“ｸｲｰﾝｱﾝ”(猫脚)ｽﾀｲﾙの小ぶりなﾓﾃﾞﾙ｡
素材は王道の”ﾊﾞｰﾙ･ｳｫﾙﾅｯﾄ”になります｡
同様の家具を現代､この価格で製作するのはかなり困難｡
将来的な骨董的価値はとても期待できそうです｡
このﾀｲﾌﾟのﾁｪｽﾄをお探しになってらっしゃるｱﾝﾃｨｰｸﾌｧﾝの方も多いことと思います｡
ﾃﾞｻﾞｲﾝは英国伝統の様式家具ｽﾀｲﾙですが､“ﾐｯﾄﾞｾﾝﾁｭﾘｰ”に近い時代性で
ﾓﾀﾞﾝですっきりとしたｼﾙｴｯﾄになっています｡
ﾛｰ&ﾅﾛｰなﾎﾞﾃﾞｨｻｲｽﾞに､収納たっぷりの4ﾄﾞﾛﾜｰという高い機能性が､
近代家具としてのつくりの良さを表しています｡
基本ﾃﾞｻﾞｲﾝは､18世紀の英国伝統家具の｢黄金期｣と呼ばれたｼﾞｮｰｼﾞｱﾝ期のｽﾀｲﾙです｡
製作されたのが20世紀中期という時代性で､“ﾓﾀﾞﾝ”ｽﾀｲﾙの影響もあるのでしょう､
不必要な装飾を持たずに､それでいて装飾性の印象が強く､完成度の高いｴｸｽﾃﾘｱﾃﾞｻﾞｲﾝがなされています｡
ｼﾝﾌﾟﾙでｸｾのないﾙｯｸｽですので､
和骨董や現代家具とも相性の良いﾃﾞｻﾞｲﾝだと思います｡
前ﾊﾟﾈﾙは1万本に1本といわれる､高級材ﾊﾞｰﾙ･ｳｫﾙﾅｯﾄ独特の｢縮み杢｣化粧張り｡
天板はﾌｧﾆｱｰ(扇形)のｼﾝﾒﾄﾘｰな杢目張り､
そしてｸｲｰﾝｱﾝらしいｶﾌﾞﾘｵｰﾙﾚｯｸﾞのﾊﾟｯﾄﾞﾌｯﾄ､
そして高級感ある､英国ｵﾘｼﾞﾅﾙの座金付きﾍﾟﾝﾀﾞﾝﾄﾊﾝﾄﾞﾙ･･｡
特筆は引き出しの前板部｡
”ｻｰﾍﾟﾝﾀｲﾝ”と呼ばれる｢波｣型の独特のﾌﾛﾝﾄｼｪｲﾌﾟﾗｲﾝです｡
ｲｷﾞﾘｽ･ｸｲｰﾝｱﾝの時代から受け継ぐ伝統的なﾌｫﾙﾑを受け継ぐﾃﾞｻﾞｲﾝで､
現代のﾌﾗｯｼｭ(合板)家具でさえも､このようなﾊﾟｰﾌｪｸﾄﾌｫﾙﾑを造型するのは難しいのではないでしょう｡
どの点をﾁｪｯｸしても当時のこだわり古典家具仕様です｡
まさに”ｺﾚｸﾃｨﾝｸﾞﾌｧﾆﾁｬｰ”と呼ぶべきﾁｪｽﾄでしょう｡
尚､引き出し内部にはｼｮｯﾌﾟ･ﾀｸﾞが残っていて高級家具店が扱っていたことが記されています｡
”Hunters Furniture Derby”｡
ｲﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞ中部にある､現存しているﾌｧﾆﾁｬｰｼｮｯﾌﾟです｡
日本で言えば､かつての｢大塚家具｣的な高級店でしょう｡
とても玄人好みの逸品かと思います･･｡
(Buyer/YM)
価格(税込):
66,000
円
参考市場価格:
63,000
円
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LOCKON CO.,LTD.