ダブルシャッター マホガニーファイリングキャビネット


20世紀初め頃、イギリスで製作されたちょっとユニークなキャビネットです。

情報が入ってなかったので、どこでどのような用途に使われていたものか、想像でしかありませんが、
一般的には学校や病院、図書館などといった公共施設、あるいは
店舗や事務所などの商業施設で使われていたファイリングキャビネットなのでしょう。

まあ、普通に考えれば・・オフィスの資料ケースですね、アンティークの時代の。

でも、良質なマホガニー材の無垢が多用された高級仕様であることから、
由緒ある公共施設などで使われていたことが想像されます。

機能的には、写真でご覧いただけるとおりですが、
まず上方にある鍵を回してロックを解除・・すると、前面にあるジャバラ扉が勢いよく下に落ちます。

「下に落ち」るという表現通り、ジャバラ扉が、両サイドに掘られたレールに沿って一気に重力で開きますので、
最初はちょっとびっくりします。

一度見てしまえば動作がわかるので、シャッターの落ちる動作を楽しんだりも出来るのですが、
無造作なシャッターの開閉は何となく、躯体に負担をかけているような(実際にはそんなこともなさそうですが)、
申し訳なさも感じてしまうので、ロック解除の際には扉の取っ手に手を添えていた方が良さそうですね。

で、扉を下に落とすと左右2列各6段、計12スペースの棚割りが現れます。
棚板は取り外し式になっていますので、かさばる大きなものも収納出来そうです。
※棚板はあと3枚追加できますので、フルで1列9段、全18段になります。

ファイリングキャビネットの名の通り、書類の整理にはとても便利そうですが、
棚割には余裕があるので、厚めのファイルや小物類の整理にも役立ちそうです。

・・それにしても、たかが資料ケースとはいえ、この存在感は圧倒的。

アンティークの時代ならではのスパニッシュ・マホガニーの躯体、
そして、19世紀末から受け継がれてきた、”アーツアンドクラフツ”のシャープなフォルム。

リアルに歴史を積み重ねてきた「重み」がひしひし伝わってきます。

デニムがお勧めできない理由はどこにもありません・・。

(Buyer/YM)



価格(税込): 176,000 円
参考市場価格: 168,000 円


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