ページドPaged ベントウッドセティ No.4 Cafe DAUM 1848 / ダーク・ウェンジ

19世紀のヨーロッパ・カフェシーンを感じさせるデザイン・・。
通称「ダウムの椅子」と呼ばれているミヒャエル・トーネットの代表作、“No.4” チェア。
こちらはその名作椅子 “No.4” のバリエーションモデル、“No.4” セティになります。
“No.4”は、“No.14”やその他の「曲げ木椅子」のベースとなった、実質的なファーストモデルに。
生産量では“No.14”には及びませんが、世界史的には大変意義深い商品です。
すなわち、“No.4”は世界で最初に作られた「量産家具」と位置づけられています。
そんな世界の家具史、いや世界史すら動かすことになった、センセーショナルな“No.4”ですが、
この椅子が世にでてくるまでには長い道のりを経ています。
その歴史の扉を開けたのは・・、
ウィーンの中心街、コールマルクトにあった“カフェ・ダウム”の女主人でした。
その当時、ミヒャエル・トーネットの曲げ木技術は、特許を取得していたとはいえ、
まだまだ世間一般に受け入れられているものではありませんでした。
そのミヒャエルの技術を、一番最初に信用したのが彼女だったのです。
彼女は店の椅子を全てミヒャエルにオーダーしました。
ミヒャエルにとって、その喜びは衝撃的だったに違いありません。
おそらく全身全霊をささげ、製作したのではないでしょうか。
それを契機に誕生したのが世界初の量産型ベントウッドチェア、こちらのモデル“No.4”でした。
その凛とした、かつ優雅なスタイル・・。
しかしながら、150年以上の時を超え、今尚、私たちの心を魅了して止まないのは
その優れたフォルムのせいだけではないのかも知れません・・。
閑話休題・・こちらのNo4セティにつきましては、
ミヒャエル・トーネットの曲げ木技術を継承した曲げ木メーカーの1つ、
ポーランド・ページドPaged社により製作されました。
No4セティは、曲げ木メーカー各社の中で、唯一Paged社だけが戦後の時代から
継続して作り続けてきましたが、それも2000年代初期には生産が終了。
現在では、完全な絶版モデルとなってしまいました。
もはや入手できなくなってしまったことで、比較的新しいモデルながら、
ヨーロッパではコレクターたち垂涎のアイテムとなり、お店によっては、2000ユーロの値が付くことも。
※現在1=約165円
こちらは状態から見て、おそらくPaged社最後の生産ロットに近いと思われるかなりコンディションの良い個体。
まさにコレクションピースです。
”No4”チェアシリーズの中でも、セティに関しては、かなり入手困難なアイテムかと思いますので、
お探しだったコレクターの方には、ぜひご検討いただくことをおすすめいたします。
(Buyer/YM)
価格(税込):
231,000
円
参考市場価格:
220,500
円
[9]かごを見る
[0]TOPページへ
LOCKON CO.,LTD.