和骨董WA-COTTOO 大正ロマン 欅(ケヤキ) OZENお膳 テーブル

デニムの和骨董企画パート3、 大正ロマンTAISHO-ROMAN編の商品です。
こちらは骨董ファンのお客様より入手しましたメイドインジャパンの「お膳」になります。
大正から昭和初期のものということで入荷してきました。
今から1世紀ほど前に作られたもの、ということになります。
デニムではこの、純・和骨董な「御膳(おぜん)」を、
北欧ヴィンテージ風”ワインテーブル”にリメイクさせていただきました。
・・御膳とは、一人分の食事をのせる小さなテーブル。
ほとんど、「小さいちゃぶ台」といったデザインですが、お膳はちゃぶ台より
はるかに古い時代から使われていたようです。
ちなみにちゃぶ台は、何人かで囲む「食卓」を指していますが、
そういった座卓は明治後半から一般家庭に普及したといわれています。
一方、お膳については江戸以前、古くは平安時代から記録に残されているようです。
現在、古道具屋さんで見かける「お膳」や「ちゃぶ台」は、ほとんどが戦後のもの。
比較的新しいヴィンテージクラスのものが多いです。
歴史のある「お膳」についても、現存しているものはだいたい「ちゃぶ台」に近い年代と思われるものです。
こちらのように100年以上経過した「お膳」や「ちゃぶ台」は珍しいです。
ヨーロッパには数百年前のアンティーク家具がゴロゴロと残っているのに、
日本にはなぜ明治以前のお膳やちゃぶ台があまり残っていないの?と思われるかもしれませんが、
古い「庶民家具」はどの国でも残りにくいです。
ヨーロッパでも残されているのは一部の高級家具。
古い庶民家具はほとんど残っておりません。
日本でも、例えば世界的にも知られている桐箪笥や薬箪笥などは多く現存しています。
価値があれば大切に保存され、価値がなければ処分される、ということですが、
壊れるまで使いつくされるのが「庶民家具」の宿命だったというのが真理でしょう。
実際、デニムが見てきたちゃぶ台やお膳も、古い針葉樹製のものはかなり使い倒されていて、
これを直すくらいなら新しく買った方が良い、と多くの方が苦渋の決断を下す如く、
デニムでも修理を断念してしまうことも多々ありました。
しかしケヤキやカシ、ミズナラなどの広葉樹系の銘木で作られた、一部の純・日本家具は別。
名家で永く大切に使い続けられてきた良品がほとんどです。
つまり、今残されている日本の骨董家具は、質の良い優良銘木家具、といっても過言ではありません。
こちらの「お膳」を見てください。
1世紀近くは経過しているというのに、全く変形を見せない素材と、
ほぞ組の製作精度の高さ、そして使い勝手を配慮した機能性。
実に素晴らしいです。
大正から昭和の初期、と言えは約100年ほど前ですから1900年代初めのころです。
このころのヨーロッパの、ローテーブルと比べてみてください。
全く遜色なく、既に同等、いや使い勝手の良さでは勝っているのではないかと思います。
もちろん、まだまだ装飾面など、ヨーロッパの家具に追い付いていない部分もありますが、
明治以来、工業化を進めてきた日本のモノづくりは、
いよいよ世界レベルにまで達してきたことを示しているようです。
「大正ロマン」から「昭和モダン」という、庶民文化に西洋化が進んだ時代に作られた、
こちらのミニ・フォールディングローテーブル=お膳。
自信をもって、次代へ引き継ぐべき”コレクティングファニチャー”としておすすめいたします・・。
(Buyer/YM)
価格(税込):
28,600
円
参考市場価格:
27,300
円
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LOCKON CO.,LTD.