リッドバターディッシュ


イギリス・エドワーディアン、1910年前後に製作された、“バターディッシュ”です。

やんなっちゃいますね・・。
バター入れですよ。

筆者は学校の給食で、銀紙に包まれていたマーガリンを
「冷や」の食パンに付けて食べていた世代ですので
何て、無駄な・・と思っちゃいますけど。

無駄・・無駄?

それとも、それって豊かさ?

一生のうち、たった4年間しか使えない一生ものの椅子があるように、
こんな、意味もなく高価なバターケースがあるというのは、本当に豊かな世の中だったのでしょうね。
(それは一部の階級に限ったことだったかもしれませんけど。)

でもね、話はそれますけど、今、100年に一度の大不況と言われていたりしますが、
なんか、今の世の中って、ちょっと期待できるかなって思ってたりしてるんですよね。

過去にあった大恐慌時代、戦後の復興期、オイルショック、バブル崩壊・・と、
人々の「ココロ」まで不況になっていた時代。

「金脈」が動脈硬化を起こすたびに「合理化」だの「リストラ」だの叫ばれて
気分まで小さくなっていた頃と比べて、
今・・「無駄」を受け入れている人が多くなっている・・気がします。

自然環境に無駄はご法度だし、商売だって、無駄は元凶。

でもきっとココロだけは、量子物理学者でも割り切れない、混沌とした状態にあるのが正常と思われますから、
無駄なく、小さくまとまっていればいいってもんじゃありませんよね、人間って。
(そうであってほしいのですが)

・・すみません、横道にそれて「無駄な」お話が長くなりましたが、
くりん、って、このディッシュのLid(瞼のように開く天蓋)を開いてバターをつまみながら、
じっと、このお品、ご覧になってみてください。

ね、無駄によくできた、“ボウルアンドクロウ”でしょ・・。(笑)


(Buyer/YM)



価格(税込): 16,000 円
参考市場価格: 16,000 円
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