ヴィクトリアンキャビネット


素敵な高級アンティークが入荷いたしました!
19世紀末から20世紀はじめにかけて英国で製作された、マホガニーのディスプレイキャビネットです。

すばらしい・・。

表現力が乏しくて申し訳ありませんが、
一言でこのキャビネットを形容するには、他に言葉を思いつきません。

でも、このような率直な表現が最も適切ではないかと思います。

貴金属や宝飾品をディスプレイするのにちょうど良い、比較的小振りなサイズですが、
ご覧のように非の打ち所のない抜群のプロポーションで、かつ風格のあるパーフェクトなスタイリングです。

とはいえ・・どことなく東洋的なシルエットではありませんか?

“シノワズリ”(中国趣味)ほどチャイナチャイナしてませんので、
もしかすると、これは“ジャポニスム”(日本趣味)・・?。

“ジャポニスム”とは、19世紀末から20世紀初め頃、
ヨーロッパで流行した日本風のデザイントレンドです。

かのアールヌーヴォーの巨匠、“エミール・ガレ”が日本美術に大きく影響されたことは有名な話ですよね。

私感はさておき、こちらのキャビネットは18世紀のイギリス“クイーンアン”様式をベースに、
“シェラトン”スタイルの影響を受けた“ヴィクトリアン”デザインとなっております。

扇形に開いた天頂飾りや古来からの伝統的な“ボウ”フロントフォルム、
スレンダーな猫脚系“テーパードレッグ”(先細り脚)、フォルムを引き締めるピンストライプのストリンギング(線象嵌)等・・、
完璧な英国クラフトマンシップに基づいた様式家具だと思います。

すっきりとした躯体に、近代へ向かう時代性を感じますが、
いずれにしても超・一級品のアンティークです。

おそらく高い身分の方のコレクションケースだったものと思われます。

身につけるアクセサリーや陶磁器など、頻繁に出し入れするものをオープンラックに置き、
中でも大切なコレクションを上部のディスプレイケースに収納していたのではないでしょうか?

当時、高級家具が好んで選択した素材のマホガニーの木肌も、100年の歳月を経てきたことで、
“パテナ”と呼ばれる古艶を身にまとい、より一層アンティークらしい「重み」が加わっています・・。

中に入れるものがあれば、筆者も家においておきたいです・・。(笑)

(Buyer/YM)

価格(税込): 188,000 円
参考市場価格: 188,000 円
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。


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