コーナーチェア

今からおよそ120年前、19世紀のイギリスで製作されたコーナーチェアです。
う〜ん、これはめずらしい椅子です・・。
コーナーチェア自体は比較的流通しておりますが、
このような特異なデザインの椅子はあまり見たことがありません。
どちらかといえば、スペイン家具に近い系統のデザインのようですね。
まず目を引くのが前脚1本だけのガブリオールレッグ(獣脚)。
「1本だけ」というところが、妙にインパクトがあって、
何か想像上の生き物を連想させられませんか?
脚の付け根にある“スクロール”模様が「本物」のアンティークを主張しています。
後ろ3本はボールとリングが組み合わさった“ボビン”型挽き物で、
この脚が象徴しているように、全体的なデザインは
17世紀ごろの“バロック”様式がベースになっているようです。
上半身は、これまた面白いカタチのアームチェアで、
妙にすらっと伸びた細い3本の支柱の上に
薄い板状の“しゃもじ”型肘掛けがのっています。
細い支柱の間と“しゃもじ”型肘掛けには
どちらもオリエンタルなオーナメントのブロックが装飾されていて、
特に支柱の間につけられたスプラット(背板)には
古代メソポタミアで「聖樹」とされた“ナツメヤシ”のようなレリーフが施されています。
・・とにかく、これぞ“THE アンティーク”といったところでしょうか。
ものすごい存在感の椅子です。
サイズは幅730mm×奥行610mm×高さ920mm(座面の高さ470mm)です。
価格(税込):
88,000
円
参考市場価格:
88,000
円
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LOCKON CO.,LTD.